優 勝 だいすけさん&みきさん

準優勝 嵐田風花さん&ご主人
人気のブービー賞  青影さん
 後半戦は、印旛沼湖畔と千葉ニュータウン内のオブジェ捜し。各位Sレイドで鍛えた検索情報とカンをたよりに国道県道を走り回る。しかし油断していると、すれ違ったノマドがこし亀さんだったりする。出走者はその姿を撮影されたらCPひとつ分の得点を剥奪されてしまう。逆に、ハウンドに気づかれずに撮影したら、加点(相打ちの場合は相殺)
 こし亀さんからは、次々と狩りの成果が連絡される。その一方で、CPで仕掛けた問題の間違いを発見する出走者も出てくる。しかしゴール地点はそれどころではなく、予想以上の人出で駐車場に入れないことがわかり、急遽、別の場所を臨時のゴールとして確保しながら、各位に連絡。日ざしは強くなっており、目前に見えるゴールの建物で涼むことが出来ずに、じっと出走者の帰還を待つ。
 ゴール設営し直しから40分が経過した午後3時。最初に飛び込んできたのは、イエローのマツダアテンザ。ええっ? 昼時の点呼のときには、CP6まで進んでいない、のんびり昼食だったはずのだいすけ・みき夫妻が暫定トップ。
 「いったいどこでどう追い越してきたの?」
 「工業団地の中に、けっこういましたよ」
 聞けばこの2人、CPの順序を入れ替え、スタートから近いCPを順番とは関係なく先行して攻略し、短時間でかなりのタスクをこなしていたのである。
 「それもこれも、昼食のジャンボ海老フライ定食のため」
 その食事処は、ルートからは大きく離れている。時間を捻出する作戦の、真の目的はそれだったのか。

 梨のブランデー工場と、風力発電システムの会社という課題が、工業団地内のCPだが、最後の区間はCP自体を見つけるのが難しいことと、道順が単純のようで、ひとつ曲がり角を見落とすと、明後日の方向に進んでしまう。何台かはそのトリックにはまってしまったかもしれない。
 「ブランデー工場近くに沢山いましたねえ。お土産買っているのかも」
 こし亀さんが戻ってきて、状況がわかってくる。さらに迷子になっている仲間を誘導しに、devilockさんが出動。こし亀さんはゴール係として採点を開始。迫るタイムアウトに間に合わせながら、次々と出走者が戻ってくる。
 集計結果は、90点獲得のだいすけ・みきさんご夫妻が優勝。準優勝の風花さんご夫妻とは1点差の勝負となっていた。ハウンドに撮影され、反撃を出来なかった青影さんは、しかしその減点が功を奏してブービー賞となる。
 CP3にトップで入ったkawaさんは、後半の苦戦で最下位に。最多優勝のかかっていたsugiさんも、ゴール捜しでルートを読み違え、今回は明暗を分けた。
 「楽しんで走ってこられれば、一番良いでしょう」
 「次回こそは勝ちに行こう」
 各位話題持ちきりの中、レイドは無事にお開きとなった。