道に迷っても逆転可能なブラインドレイド。今回は折り返し点でダーツゲームが行われ、その得点が順位に大きく影響しました。
 たとえトップで折り返し点にたどり着いても、ダーツがターゲットにかすりもしなければ、あとから来た人が高得点をとってしまうと蹴落とされてしまうのです。
 まあ、この距離からならばそんなことはないだろうと思えば・・・
 「げげーっ、的に当たらないではないか!」
 「ポージングは決まってるのにー」
 などなど、連続7投しても得点にならないという具合で、午後のスタート時間がずれていきます。しかしこのとき、まだ4台が迷子の途中・・・

 今回のルートは、前半の難易度が低く設定されていたため、時間を上手に使って道草遊びや昼食に充てることが出来ました。
 午後の後半戦は、CPの難易度が跳ね上がり、予習をしていても現地に行かなければ設問自体がわからないし、現地を調査しないと設問に答えられないというクイズラリーとなっています。
 午前同様、3分間隔でのスタート。信号待ち1回で、前後のエントラントとの距離が大きく開きます。
 「さすがにもう前の車は姿が見えないねえ」
 「そうだねえって・・・あれ? バックミラーに映っているのは我々の前にスタートしたヨシヨシさんじゃないか」
 なぜかこういうことも起こります。しばらくコンビネーションで走り続ける、お互い行き先をミスコースしていないと安心。ところがCPへ向かうべき交差点を曲がると、ヨシヨシさんは直進して行ってしまった!
 「ありゃっ、こっちの道はミスコースだったのか?」
 実際には少し先のガソリンスタンドまで給油に行ったのだとか。


 ショートカットルートも無数に存在する一般道や有料バイパス。オフィシャルの2台は、それを駆使して先回りをしなくてはなりません(オフィシャルの方が大変なのね)
 レギュレーション上、そのルートをエントラントが使っては成らないとは明記されていないため、考えられる限りのショートカットを利用しているうちに、出走順序が入れ替わり、午後のCP着順も大幅に変わっていきます。
 けれどもそこに落とし穴があり、嵐田は狩野川放水路へ向かうコースをショートカットで通過してしまい、放水路の完成年度を示すプレート位置を見失ってしまいました。こうなれば、放水路の構造物をくまなくチェックしていくしかないと、回り込んで偵察。20分ほどタイムロスしてこれを発見し、最後のCPへまたまたショートカットし、ゴール地点へたどり着きました。
 午後の出走が遅れたことから、だいすけさんの指示で、ゴールのタイムリミットが延長されたおかげでタイムアップ前にゴール。初期の指定時間だったら12分のオーバーとなるところでした。
 今回もゴール地点は最も難易度が高く、侵入アプローチを見いだせないエントラントが多かったようですが、更に時間延長が措置され、失格者無しで無事に全員が駿河湾へと戻ってこられました。
 「伊豆半島は、まだ南側が残っています。まだまだ楽しめますよ」(だいすけさん)
 伊豆全域をカバーするようなレイドを、そのうち一泊二日でやってみたいものです。オフィシャル、エントラントの皆さん、今回もお疲れさまでした。
 とりあえず次回は、霞ヶ浦や筑波山方面で、迷子ルートを設営する予定です。またこぞってご参加いただければ幸いです。
 あ・・・すいません、今回、嵐田が優勝してしまいました。実は今回が初出走です。