ようやく300,000キロにたどり着いた。4年8ヶ月で約22万キロを走らせてきたわけだが、何度か折れかけながらもヘビーユースに耐えている。
 同じ車種で2度、この距離を走ることになるとは、エスクードに乗り始めた頃には考えもしなかった。前回はもう7年も前のこと。もう、と書きながらも、数字で見るとそんなに昔ではなかったことを再認識する。
 エスクードにとって30万キロという距離は、7年前には前人未踏の距離であったが、火星軌道を目指すエスクード・マイレッジに登録された個体では、ここより先を3台のエスクードが現役で走っている。彼等は皆、マイレッジ企画が存在しなかったとしても、この車が好きで乗っている面々。近いうちに必ず、月軌道を越えていくだろう。
 エコ替えの補助金や減税という資金還元策の前に、「気に入っていた愛車」と言いながら実はそれは方便であることを隠すことなく、正当化するための理屈が書き並べられ、手放された初代モデルのことが書かれたブログを、この1年でいくつも読んだ。それらの個体は、解体の運命から逃れられない。今どきエスクじゃ当たり前と言われている10万キロのボーダーラインが、あらためて高い壁になっているのだ。
 20万キロ、30万キロが刻まれていくことは、10年や7年前には想像もつかなくて、現在ではそれが手に届く個体が増えつつも、やっぱり簡単なことではない。
 BLUEらすかるに関しては、懸案だったフロントの足回り交換が終わり、ハブの不具合調整を行ったところだ。ESCLEVがオリジナルステッカーを試作していたので、横取りしてきて貼り付けた。