関東から東北へ 
33万kmと環境の変化
 330,000キロを刻んだのは、岩手県釜石市の路上だった。2011年1月の末から宮城県に拠点が移ったことで、再び走行距離の出る使用環境が戻っている。
 転居の前に下回りへのアンダーコート塗りなおし、油脂類の交換、スタッドレスタイヤへの換装、スノーブレードの取り付けを行った。スタッドレスタイヤは2008年シーズンに新調したDM−Z3(215/70R16インチ)。今シーズン限りで雪道の使用はおしまいだろうと思っていたところに日常東北ステージというのは、皮肉な展開だ。
 スタッドレス用のホイールには、前シーズンのみTD/A11W時代の純正アルミを1セット手に入れ使用していたが、このホイールを予備として温存するため、BERGの白ホイールに組み付け直した。このホイールは昨年夏、90年代に存在した古参のエスクード仲間のV6ファミリー最後の一人、プーさんことNAOさんが遂にノマドを退役させ、そこから譲り受けたものだが、秋田県で使われていたホイールが再び東北に戻ってくるのも、何かの縁なのかもしれない。
 いまどきこの時代のBERGの白ホイールというのは、逆に新鮮味がある。さらに、いい加減ボロボロになっていた泥除けも、01W用のかなり古い世代のものが新品で転がり込んできたため、足元が地味に変化している。ただしこの泥除けはリア側のみで、フロント側は実は3代目用の純正品を取り付けてある。
 このほかプラグ、CDI、セルモータの交換を行った。が、エンジンのかかりは相変わらず芳しくない。かかってしまえば問題はないのだが、点火系でないとするとまた燃料系のトラブルか? 今年の車検時に重点的に手を入れようと思う。