2度目の月軌道まであと僅か
37万km、前足回りの性能低下
 7年めにしてようやく370000kmに到達した。
 この時点で機械的な故障個所は無い。記録しておくことと言えば、毎日乗っていると気がつかないこととして、フロントサスペンションのうちショックアブソーバの減衰力が落ちていること。仲間に運転してもらい、へたりを指摘された。
 フロントに組んだオールドマン・エミューは、2010年3月、293000kmのときの取り付け。1年9か月で77000Kmの走行だが、震災後の被災地やギャップだらけとなった東北道を主体に走っていたことが要因としても、エミューの基本性能だと、V6搭載のフロントヘビーを支えるのは大変なことなのかもしれない。
 一方、リア側のランチョは、まだまだ健全だろうと診断されているのが面白い。こちらはエミューよりも11カ月、50000km長く使われている。リア側でありエミューに比べればはるかに硬いし、そもそもランクル・パジェロクラス用のものを組んでいることもあるだろう。
 11月のうちに、タイヤはスタッドレスと冬用のホイルに使用中のベルグ・ラリーに換装した。このとき、今まで指定していたブリザックのDM‐Z3に、215の70R16サイズが型番落ちしていることが判明し、SUV用として新たにリリースされているDM‐V1にせざるを得なくなった。
 このタイヤは従前のものに対して恐ろしくコンパウンドが柔らかい。乗り心地が良すぎて、これで四駆向けなのか?と不安になってしまうほどだったが、圧雪路でのコントロールは非常に良く、凍結路も無理な操作をしなければ極めて安定性が高い。これはある程度耐久性をあきらめても(ただしそれはBLUEらすかるの年間運用距離ベースの話)致し方ないかと判断する。