東北発の朝ドラマが一つのブームを呼び起こし、あと一カ月ほどで完結しようとしている。「地元に帰ろう」という上京娘たちの歌に倣うわけではないけれど、旧盆の帰省が日常の行事となっている現在、BLUEらすかるは帰省の途に就く。筑波山麓は、家内の地元。そこへ赴く道のりで46万キロを刻んだ。
 
 東北運用が始まってから、距離が延びることと同様に融雪剤による錆の問題が顕在化しており、大小さまざまな部分で防錆あるいは溶接補強の必要が出ている。抜本的な修繕は車検時に行うことにしたが、スペアタイヤにくくりつけてあるスコップホルダーのブームはいつ折れるかわからないため、ワイルドグースの在庫品を調達して交換に及んだ。
 もう一点の変化は、アピオ製のヘッドライトカバーが、エスクードОBのこばあさんの元から流れてきたこと。夏前にヘッドライトへの跳ね石でライトを片方破損し交換した経緯があり、何か対策を講じたいと思っていたところだったので、ありがたく取り付けさせていただいた。いまどき絶版のこんな部品が、出てくるところからは出てくるものだと感心させられた。
 
 フロント側の挙動に怪しい動きが感じられるようになってきた。足回りというより、タイロットのガタのように思える。四駆への切り替わりにもタイムラグが生じており、ハブベアリングも寿命かもしれない。今回の車検は思ったより大がかりになりそうだ。

 46万キロは、家内の母方の実家を訪ねる途中に刻んだ。そこへ出かける途中、目立たないけれど趣のある喫茶店を見つけた。この界隈では林道と「勝者のカツ丼」の店しか目当てがなかっただけに、新しい立ち寄り先になりそうだ。