意外に脆かったジオランダーiT/S
 

 スタッドレスタイヤが1万キロで丸坊主になってしまった。これは意外な脆さだったが、入手の経緯からして1シーズン使えただけでもよしとする。冬場の1万キロはペースが落ち、夏場の倍以上の4ヵ月を要している。これは1カ月平均2500キロを走っていたわけではなく、1月中旬から3月中旬までの距離がかなり落ち込んでいるということ。それでもこれだけ磨滅してしまうのだから、雪道よりも凍結路、凍結よりも低温のドライ路面が多かったのだろう。

 ついでのこととして書きとめておくと、2014年12月から15年3月にかけて開通した常磐道富岡〜山元区間は、冬季の積雪に関して油断がならない。浜通りに雪が降らないというのは低地の市街地のことであって、常磐道はわずかに標高が高く、ところにより磐越道並みに積雪する。2015年1月末には、それが原因で発生した交通事故によって、夕刻から翌日午前中の通行止めがあり、同時間帯に国道6号も除雪で一晩通行止めという混乱があった。

 特別な不調もなく越冬。タイヤ交換と共に油脂類の入れ替えと下まわりの点検を行うが、こちらも異常なし。ただしエンジンの圧縮は落ちてきている。足まわりもそろそろどうにかしたいが、リアサスのランチョは思いのほか頑丈。もうしばらく持たせられるか思案中。