2015年10月21日。56万キロを越えた。数日前に4代目となる新型エスクードがデビューし、BLUEらすかるは3世代も前のロートル車となっている。いまどきこのような面構成の車は無いのだが、ひいき目に見れば、それほど古臭くも感じない。そして2度と作られることもないであろう骨太な四駆なのだ。

 11月に入った時点で、すでに2000キロを上回っている。これを更に少し越えたところで車検整備に預けることになるが、今回の課題は消耗部品をどこからどこまで更新するか。これまでの故障修理や整備で各所それぞれ手が入っているので、先送りにしてきた部分といえば、トルクコンバータそのものとなる。が、ここがどうしたことか頑丈で壊れる気配がない(トルコンは唐突に壊れるともいわれているが)
 ひとまず様子見として、やはりエンジン。ヘッドまわりのパーツを交換する。さらに足回りは随分長持ちさせたので、手を入れなくてはならない。ここまで一度も交換していなかったスタッドボルト類も、すべて新調する。
 この冬から、スタッドレスタイヤが従前のDM‐V1からV2に変更される。ほぼ仕入れ値で調達してあり、車検後に取り付けるが、この新規スタッドレスの性能が、表面を削りながらグリップ力を維持するものらしく、そのアプローチだと1シーズンしか持たないかもしれないと不安ではある。
 冬の間は走行距離が伸びない。車検と同時に行う整備時間も、比較的長期になるため、本年は56万キロ台に留まるだろう。このままコンディションを維持できれば、大舞台は来年、2016年夏以降に巡ってくる。


 車検前の一次診断で、思いのほか足回りや駆動系へのダメージが深刻であることが判明し、東北の降雪、凍結期までにすべてを改修することが困難となった。エンジン回りはまだ大丈夫と判断し、足回り周辺のみの整備に特化してもらった。

 フロントディスクブレーキパッド・セット取り換え 10,500
 フロントキャリパーサポートボルト・取り換え4本  680
 リアライニング・セット取り換え           5,800
 リアホイールベアリング・取り換え左右      7,400
 リテーナリアホイルベアリング・2個        4,400
 クリップボルト取り換え・1台分20個       4,000
 リアシャフトB/Gリテーナ・2個           1,440
 リアホイールシール3種類合計6点        4,760
 フロント・オールドマンエミュー2本         50,000
 リア・ランチョ2本                  34,000
 マジックキャンパー                  8,000

 オールドマンエミューが、初代エスクード用の生産を終了したらしく、在庫を確保しておく必要がありそうだ。なぜエミューにこだわるかと言えば、ロングショックであることと、動きのしなやかさがあるからだ。これが手に入らなくなったらモンロー・アドベンチャーという選択肢もあるが、そちらも型番落ちしないとも限らない。ストラットのメンテナンスができたら理想だが、この車にビルシュタイン・エナペタルという組み合わせはピンとこない・・・