2018年11月7日、71000キロに達する。
 しかしである。前回、700000キロを越えた3日後、仙台市内で追突され、おいおいと思っているその4日後、今度は地元で左後部側面をぶつけられるという考えられない事態に遭い、8月から9月にかけては修理入庫で不動車と化していた。
 

 もらった事故と言えば、先代がそれで全損してしまったのだが、そのときも430000キロという自分自身での未踏の距離を更新した直後だった。気を緩めたつもりはないけれど、避けられないときはどうしようもない。
 その話を記しても仕方がないので先へ進む。修理期間が1カ月近くに及び、5000キロは損失となった。ただこの間、融雪剤の影響による排気管触媒の遮熱版破損やエンジンからの新たな個所のオイル漏れが確認され、もちろん事故修理とは別会計でこれらの整備にあたった。
 そして710000キロを刻んだところで、地球帰還への「あと50000キロちょっと」という皮算用の渦中、仙台からの年内撤収命令が下る。目標の日が一気に遠のいてしまった。
 だが実際には1月まで東北にとどまることは必至なので、冬装備への換装も施す。