2020年6月10日、768800キロを刻んだ。
 月・地球往復の道のりへの挑戦が完了する。
 

 自車の積算走行距離を宇宙に置き換えると、1台が実走可能な天体は残念ながら「月」しかない。
 往路分は何台かが成し遂げたが、帰還したエスクードはこれまで無かった。
 BLUEらすかる(TD61W)も、エンジン単機では走り切れなかった。
 768800キロという距離は、それほどに過酷なのだ。
 それでも還ってきた。
 これがエスクードの取柄であり、底力だ。
 この道のりはもう未踏ではない。