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自分で乗っているのだから「良いよぉ」と無責任に言い続けてきたものの、「つくばーどを参考にしてTD61Wを選びました」などと嬉しいことを知らせられると、逆に「あんなインプレでほんとに良いのか?」という不安も出てきた。
エスクードは、端から見られる印象に対して、実力や能力とのギャップが大きく、特に初めて手にする人には「これだけのエンジン持っていて、この程度の燃費でしか走らないのか」という、燃費の話題が多い。実際、V6に関して言えば、2000ccで燃費を出していくのは、なかなか忍耐の要る運転であったことは確かだ。この2500ccにしても、アクセルを踏んだら2000ccどころの話では済まなくなる。
しかし、常用において、そんなに、ほんとに大メシ喰らいのエンジンなのか? ノーマル仕様でなくなる前に、その検証だけは残しておかなければならない。
正確には、既に足まわりを換装して車高を上げてあり、ノーマルではなくなった。タイヤを交換することで、確実にノーマル燃費は出なくなるので、スタッドレスではあるがそれほど外径の大きくなっていない状態で、満タン法による計測を行った。
これは燃費のために計測したものではなく、車高が上がった分の、駆動系の負荷によってどの程度背燃料消費面に影響が出るかの検証だが、単純に燃費も見られるので、試してみた。
メーター読みのハーフタンク時点では、走行距離は約260kmくらいだった。車高を上げる前は、280〜300km程度は走っていた。駆動系に影響が出ているものと思われる。
納車後、足まわりをいじるまでは、コンスタントに600kmの無給油をこなしている。あくまでエスクード比だが、同じ70リットルタンク装備でも、うちのV6−2000(AT仕様)ではこの航続距離は極めて実現困難であった。
500km走行時点で給油。燃料計の位地から想像するに、まだ100kmは楽に走れたようだ。セルフ給油で、給油機のセンサー作動で停止する満タン状況は49.66リットル。リッター10.06kmを刻む。さらに給油口に至る燃料パイプも(おすすめはしないが)使って、フルタンクにすると51.62リットル、リッター9.68kmとなった。平均値でリッター9.8kmというところか。
お世辞にも経済的な数値ではないが、エスクードのV6−2500ccとしてみた場合は、これはなかなか良好な数字なのである。500kmの走行ルートは、笠間・印西・習志野・千葉・鹿島・大洗・水戸・山間部・土浦の順序。高速道路、一般道渋滞、田舎道などをFRで、最終的にわざと林道で4Hも組み入れて走っている。残り燃料でも、少なくとも15リットル以上は使えたはずなので、リッター9kmで計算しても、まだ100km走行可能だ。
今回、踏みすぎには注意したが、特にエコランは意識していない。長距離を走ってもストレスのない速度を維持して走っている。地方都市の交通量と道路事情に助けられていることもあるが、TD61Wは、歴代エスクードの中ではそれほど大メシ喰らいではないと思える。
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