ドリング回転数を上げる必要がある場合、これが作動する。(と説明してみても、故障するまでは気にとめていなかったという体たらく)
2007年秋に燃料系統のトラブル修理を行い、一冬を過ごしたものの、春先から微妙な不整脈が感じられ、再度入庫した。この時点ではスロットルボディの清掃、フューエルフィルタの再交換、ユニオンボルトなどの整備をしたものの、高回転側の吹き上がりに改善がみられたのみで、低速。低回転時のアイドル不調が残った。
夏になってエアコン使用が増えたことで、いよいよストール気味の症状が顕著となり、交換したパーツを再点検していて、IACバルブのホース部分に断裂と破損を発見した。周囲にオイル付着はみられなかったので、長くクラック状態であったものが、発見の数日前に裂けたものと思われる。テーピングで応急処置をしようとしたが、ホース全体が劣化しており、バルブから外そうとする段階で、既にぼろぼろになってしまった。
1996年式で、22万キロという状態を考えれば、樹脂部品としては高い耐久性があったのだと言える。クラックが入ってしまえば手遅れだが、バルブ側のホース本体が圧力負けして肥大化していたら、要交換となる。今回は車屋の軒先での点検時に破損確認したのでそのまま修理に持ち込めたが、外出先でクラックなどが見つけられた場合は下手に触らず、エンジンがかかっているうちに自走・入庫した方がよい。 |
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