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“アライグマ足”を組んでから約12万km(09年3月末で243,000km)。組んだときのRS9001が5万km走行ものであったから、随分と持ち堪えてくれたリアサスだが、オイル漏れが始まったため、ショックアブソーバの交換を果たした。
ランチョの各製品も既にモデルチェンジしており、最大長で530mm、最小長342mm、ストローク188mmのRS9001に近いものをみてもらうと、RS9000XL(最大529mm、最小348mm、ストローク181mm)となる。さてこの差が走行面でどう影響してくるのかなんとも言えないが、筒が太くなった(πは60.4mm。ニトロゲンガス封入になった)分、取り付けは厄介になっていた。
もともと眼鏡ショックはエスクードには不適合のため、アッパー側はステム変換アダプターで対応する。問題はロア側で、これだけ太いストラットは取り付けステーを根元である程度削り、先端を外側にねじり開いておかないとボルトを通せない。さらにブレーキライニングとの微妙な干渉も懸念される。ライニングパイプ側を上方に逃がす加工が必要だ。
この2点が、ノーマルショックやRS9001からの交換時では覚え書きとなる。タイヤ館つくば谷田部店のスタッフは、それらのすりあわせを丁寧に現物合わせして作業してくれた。
XLは9段階の可変調整式。無難に5(9が最もハード設定)で一般道を走らせてみると、けっこう細かなバタつきがある。それでも17万kmものに比べたら雲泥の差だ。縮み、さらに戻りに入るときのしなやかさは、エスクードには強靱すぎるかもしれない。クロカン設定の1は追々試そうと思う。5のままでも練習場所のモーグルと段差は楽に上り下りできる。
ただ、この製品は“アライグマ足”が最低限の前提の選択であって、ノーマルサスからちょっといじりたいという人には、ここまでのショックを推奨はできない。 |