意外と壊れない。きしむような音もない
安普請と言われようが、根は頑丈
 2005年9月5日登録のBLUEらすかるも、まず最初の1年間を無難に走り抜けることができた。
 故障と修理の履歴を書き出してみると、

 ・インパネの照明用電球切れ(交換)
 ・クランクシールからのオイル漏れ(修理)
 ・リアブレーキの劣化(ライニング一式交換)
 ・O2センサーのパンク(交換)
 ・フロントブレーキパッド摩耗(交換)

 88,000kmから走り出して、現時点で145,500km。上記の不具合は出ても当たり前の内容なので、とりあえず深刻なトラブルには無縁と判断して良いと思われる。
 もちろん、明日、何が起きるかはわからない。
 
 1年間乗ってみて感じたことは、ロングホイルベース(対ショートのエスクのみ)の安定感と、2500ccの排気量による乗りやすさの再認識。無理矢理ではなく荷物を搭載できる積載性にも助けられている。
 僕自身の気力と体力の萎えもあるが、先代のらすかるでは、おそらく二の足を踏んだかもしれない岐阜や青森への“思いつきの走り出し”というツーリングにおいても、物理的な疲労が大きく軽減された。
 60,000kmには少し足りなかったが、歴代のエスクードでは、年間の走行距離は最長不倒距離となっている。
 エンジンオイルは5,000kmサイクル、ATFは20,000kmサイクルで交換中。その他の油脂類はおおむね10,000kmサイクル。タイヤに関しては、まだ30,000km台の後半あたりなので、スタッドレスとの併用でもうしばらく先まで保つだろう。
 足回りは予想以上に良い働きをしている。当然、オフロードに特化したわけではなく、オンロードに最適化しているわけでもないが、オールラウンダーとして申し分ない性能を発揮させていることは、非常に頼もしい。
 決して大げさではなく、数奇な出逢いをしたTD61Wだが、先代同様、意思の疎通をしてくれていると思える。