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強いて言えばアライグマ足?
オンロードから林道フラットダートを試走 |
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上段がノーマルの足、下段が換装後の足です |
・・・よくわからんではないか |
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「猫足」というのはよそのメーカー車の専売特許なので、とりあえず「アライグマ足」。その心を述べる前に、今回の換装で組み込んだものをあらためてあげると、
フロント:40mmアップコイル(Zコイル)、50mmアップショック(オールドマン・エミュ)
リア:40mmアップコイル+30mmコイルスペーサ。ショックはこれに対応したものでランチョRS9001番でノーマルショック比約60mmほどの長さ。
タイヤはこの時点では215/70R16インチのスタッドレスのままだが、夏タイヤは外径が約50mmアップしたものになる予定。総合的なクリアランスは、素の場合はリアが100mm上がり、フロントは40mm上がる計算(自重相殺は別)。
この仕様を組み上げた、たけさんの談によれば、
「エスクードがオフロードを走るにあたって、フロント側の足の動きは構造上期待できないので、リア側をどう弄るか、伸び側にふるか、縮み側にふるか、と思いますから、今回のセッティングは前者の選択になります。
メリットデメリットはそれぞれにあると思いますが、車高の低いエスクードにおいては、伸びをどう生かすかに重点を置いた方が、個人的には良かったかなと思っています。
いや、リジットだから、伸びれば反対側が縮むのだよということは抜きにして、ようはトラクションが伸び側と縮み側とどちらにかかるのかということです」
という解釈。たけさんご自身は、これで無改造のジムニーと同じくらいには走ってきたという。BLUEらすかるは本格的なオフローダーではなく、見栄を張るならラフローダー。用途の上では申し分ない(だって、たけさんの走りの腕前までは移植できないもの) |
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仕様を受け継ぐ際、アドバイスされた点は、オンロードでの乗り味の硬さと、オーバーステアな挙動の2点。
実際に走ってみると、フロントはふわり(ぐにゃり、ではない)としていて、リアはややごつごつ感がある。これをかなり硬いと聞いていたけれど、オンロードでの感触は、実は先代の方が遙かに硬かった。加えて今回はホイルベースが長くなっている分、快適さもこちらの方が上であった。ただしどちらもリアシートに乗って試していないので、リアシートに乗った人の意見は硬さを訴えるかもしれない。
フロントシートにいる分には、エスクードを初めて運転する女の子が「スムーズに走ってくれるので、楽しいですっ」と言うのだから、不快であるはずがない(たぶん)し、リアシートでも、うちの子供たちは「前のらすかるよりいいよ」と言っている。
リアショックのランチョは、ミドルクラス4WDの重量に対応したものだから、これが硬すぎるということになれば、パジェロio用のものに変えてみるなどの選択肢がある。が、前後とも、今のところオンロードでの支障はない。オーバーステア気味という挙動も、ちょっと体感できていない。
グラベルの林道では、さすがにごつごつするが、これも程度問題というか、そりゃ石を踏めばそうなるさ、のエスクードらしい応答。雑誌でよく「3代目は乗り心地が硬い」なんて言うじゃないですか。バカじゃないの?と返したい。そんなところを指摘したら、フラットなグラベルにだって入れないから。
そのフラットさが仇になって、リアサスの伸びについて試せる場所がなかった。クレバスは普通またいでしまうし、落とすと幅が狭くてはまりそうだから敬遠。仕方がないので路傍の石に前輪を乗り上げてみた。縮み側の限界はそれほど上がっていないが、伸び側はまだまだ余裕がありそう。
ブレーキについては、まだ手を入れていないため、タイヤの大径化に応じて、手当をする必要がありそう。もともと効きが悪い車でもあるし。
これで、見た目ノーマル、アライグマ足。という仕様は、実用では非常に心強い装備だと言える。
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