フロントショックの交換・・・を 中断

 リアサスを新調してから1年、5万kmを走ってしまった。同時に交換しておくべきだったが、遅ればせながら、フロントのショック交換に臨んだ。従前通り、オールドマン・エミューの新調。カヤバにするかモンローにするかの意見もあったのだが、これで迷っているうちに、いたずらに時間をかけてしまった。293000kmというのもちょっと半端だが、リアサスの時も似たようなものだ。
 ノーマル状態から現在の構成に変わったのが2006年の2月末。このときBLUEらすかるの走行距離が123000km。またえらい距離を走っていたものだと思わされる。足まわりのへたりは、乗る人によって様々な感じ方をするが、毎日運用していると、へたりの度合いに対して麻痺してしまうようだ。

 しかし、問題はまったく別のところで発生。ショックのへたり具合どころではない。補正部品のマジックキャンバーボルトが、腐蝕して膨張したナックル側と固着してしまい、古いストラットを外すことができない。本来、ナックル側のボルト穴よりも外径の細いマジックキャンバーが、押そうが叩こうがびくともしない。ボルトもいくらか彎曲しているフシがある。
 ドライブシャフトを切り離して、ハブやナックルごとストラットを引き抜いたが、ナックルの鋳物自体がもはや寿命と判断し、作業は中断。交換をお願いしたフジ・オートの渡辺代表と相談の上、足まわり全体のオーバーホールを行うことになった。
 先代ではデフの破損が起きたのが、これくらいの走行距離だった。やはり30万km手前で何かにぶつかる。
 ここから先は、発注した部品が到着してから作業再開の段取り。