Evolution H27A
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■3代目のH27A
 3代目エスクードがデビューして、次期愛車の第一候補になったとき、2.7XSにするか2.0XGのMTにするか迷いました。
 まず、2.0XG(AT)試乗した印象としては、エンジンパワーは余裕こそ無いが、必要十分な動力性能であり、MTで操るのは楽しいだろうな、と感じました。
 しかし、その後1ヶ月遅れでデビューした2.7XSに試乗したとたん、気持ちは大きく2.7XSに傾くことに・・・
 2.0XG(MT)に試乗することはできなかったので迷いはありましたが、2.7XSに搭載のV6エンジンのスムーズな回転フィールに魅せられて、MTを諦めることにしました。

 試乗する前には気になっていたことがありました。
 H27Aエンジンのカタログスペックを見ると、最大トルク発生回転が4500rpmとなっていたからです。 そして、ストロークよりもボアが大きいショートストローク型なので、これは、もしかして高回転型エンジンであり、SUVに搭載するエンジンとしての相性はどうなのだろか?・・・
 しかしよく見ると、4500rpmを超えるとトルクは下降しパワーの上昇も緩やかになるので、それほど高回転型というわけでも無いのかな?・・・

 などというように、なかなか試乗できなかったので、カタログを見ていろいろ考えてしまいましたが、実際に試乗してみると、懸念していたようなネガな印象は全く感じなかったです。 やはり700ccの差は結構違うなと思いました。

 車内にいると、エンジン音が静かな車だな、感じました。 車外に出るとそうでもないので、遮音がしっかりしているのだろうと思います。
 そしてエンジン回転が高まるにつれて、車内にもしっかりとエンジン音が侵入してきます。
 それは不快なものでなく、むしろ心地良いサウンドです。
 アクセルを踏み込みエンジン回転を高めにして走ると、さすがにトルクフルな力強い走りを味わうことができます。
 ただし、その時には瞬間燃費計に視線を向けないようにしています。。(笑

 ■低回転時のトルク維持が課題
 2.7リッターという、一見中途半端な排気量ですが、聞くところによると元々は2リッターのエンジンブロックを2.5リッター→2.7リッターとサイズアップしていき、これ以上の排気量アップは無理ということだそうです。 裏を解せば、排気量の割には軽量なエンジンなのではないか、と思いました。
 このサイズの車としては非常に良いハンドリング性能を持っていますが、軽量で前後長が短いV6エンジンを、出来るだけエンジンルーム後方に配置していることも要因のひとつでしょう。

 2年半程付き合って感じてきた不満点ですが、低回転時のトルクはもう少し欲しいですね。
 クロスカントリーの場面では低速トルクは重要ですが、それは非日常なことなのであえて不満ということは言うつもりはありませんが、高速道路の走行という日常の場面で不満に感じることがあります。

 高速道路をゆったりと80km/hくらいで走行すると、ATは5速ロックアップ状態でエンジン回転は1800rpm程度となります。 このまま平地を巡行している限りでは問題ありませんが、上り坂に差し掛かって負荷がかかった時に、2000rpm以下だと、その回転数を維持するのが難しいことがあります。 80km/hをキープするには、アクセルを踏み込み、ロックアップの解除、場合によっては4速へのキックダウンが必要になってしまいます。
 このため、ゆったりと走りたいつもりが、かえってストレスを溜めることになってしまいます。 結局は、もう少し上の速度域で2000rpm以上回しておく方が楽にドライブが出来ます。
 ただし、自分の場合、標準より外径が大きいタイヤに換装し、ルーフボックスを常設していることも無関係ではないと思うので、ちょっと厳しい見方かもしれません。


 ■メンテナンスについて
 話は変わってメンテナンス面ですが、エンジンオイル交換時に4リッター缶ひとつで足りるのは大いに助かります。 1リッター缶は割高だし、4リッター缶の余りを次回に回すというのもなるべく避けたいですね。
 サービスデータによれば、4.3リッター(フィルター交換時は4.8リッター)となっていますが、実際には4リッターを入れれば、レベルゲージの3分の2以上にはなるので、これで問題ないと考えています。
 エンジンオイルは、100%化学合成油を使用していますが、良いオイルを入れれば、しっかりとその効果が感じることが出来るエンジンだな、と思っています。
 今まで使用した中で良かったのが、RED LINEの5W-30と、Queker Stateの5W-40でした。
 消耗品なのでコストとのバランスも考えないといけませんが、特売などを狙って、良いオイルをなるべく安く調達することも、楽しみのうちです。

 一番最初のオイル交換時に、試しにレベルゲージ穴からノズルを入れて吸い出しましたが(いわゆる上抜き)、オイルパンが小さいからなのか、ノズルがオイルパンの底まで届かなくて、半分程度しか抜けませんでした。
 もしかしたら上手い方法があるのかもしれませんが、このエンジンは下抜きで交換するのが無難だと思います。
 オイルフィルターは、今まで所有した車の中では、一番交換し難い部類でした。 しかし、これはエンジンルームの隙間の無さから言って仕方が無いことでしょう。

 最後に、このエンジンの耐久性についてですが、これは自分ではまだ判断することができません。
 しかし、多くの仲間たちが、スズキのエンジンの高耐久性を実証させています。
 H27Aが例外ということはないでしょうから、これはたいへん頼もしいことだと思っています。
written by sugi.
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