Element's  2008.09.14 天竜川ミーティング
We are deeply in the ESCUDO.

川原は毎回表情が変わる
 天竜川河川敷でのミーティングは、エスクードにとっては、ちょっとした里帰り。段丘の高低差も砂地に近い地質の斜面も、ほどよい難易度で、エスクードのオフロード走行練習にはちょうど良いステージが残されている。
 ただし、川原は天然のコースであるため、大雨で水没し、再び陸地になったときには、頼まなくても地形が変わる。ライン取りは毎回異なるし、2番手、3番手と順番が後ろに行くほど、最初の下見の状況は通用しなくなる。だからこそ面白いわけだが、変わらない側である自車の寸法やスペック、現状で持っている走行性能とかけひきすることを忘れると、痛い目に遭う。
 今回参加した面々が挑んでいる斜面は、足まわりが上がっていれば、オープンデフでも楽に上り下りできる(はずの)練習にはもってこいのセクション。ところが以前よりも地形が洗われ、轍も深く掘られている。油断していると勢いだけでは登れないし、経験値を積んでいる者でも道幅が狭くなっていてラインを定められない。
 どのくらい変わっているかというと、2年前はこんなに走りやすい、3代目でもアタック可能なステージだった。昨年は、残念ながら水没していて降りることも出来なかった。
 河川敷でオフロード走行を練習して、ベースキャンプで煮炊きをする。90年代にはE−ACT(現ENCOUNTER)の定番オフラインミーティングだったが、今はオフロード走行がメニューから外されている。それは参加者の車が多岐にわたり、セクションに近づけない人も多くなったからだが、潜在的なニーズは根強い。美味いモノを持ち寄って昼飯を作り、食ったら走りに行く。東海勢のミーティングにはその面白さが受け継がれている。今回は献立にも餃子をアラカルトするという趣向が試され、このイベントならではのオリジナリティが確立されたようだ。

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