Evaluation 
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タフでピーキーな元祖エスクード
1990年式 TA01V(1型)

とにぃさん

 このエスクードは2002年9月、保管場所が手狭になった前オーナーから引き継ぎました。
 当時タイヤはボロボロ、クラッチ板はすり減っていましたがもともとの素性は良く、これら不具合部分を手入れすることによって、なんの問題もなく今に至っています。
 この車は、貨物車登録のハードトップ・バン。1988年にエスクードが誕生してから、わずか2年間だけラインナップされていたモデルで、無塗装バンパー、重ステ・手回し窓・剥きだしのAピラー、リヤのベンチシートなど5ナンバーワゴンの装備と比べるとかなり簡略化されています。当時の車両本体価格はワゴンより30万円も低く設定されていました。

 エンジンは8バルブのG16A(スズキの当時の新開発エンジン)で、トルクは太いものの、高回転域ではピーキー、高速巡航は苦手という性格のものですが、日常の足としては扱いやすく、主に通勤に使用しています。2008年3月現在、9万7千キロを走行していますが、今もストレスなく加速します。シンプルな構造のエンジンですが、それ故タフなのでしょうか。ボディ・外装に関しても多少のサビはありますが、問題ない程度です。エスクードは当時流行した4WD車の中でも決してハイグレードな部類ではありませんでしたが、腐っても鯛。丈夫ですね。

 初代エスクードの1型は誕生20周年、このエスクードも製造後18年を経過していますが、同時期に製造された個体はほとんど見かけなくなりました。こと、貨物登録のバンに関しては、何度となく販売された限定車よりも希少な部類に入るのではないかと思いますので、今後もフルノーマルの外装を維持しつつ、最低限の手入れをして大事に乗り続けていきたいと思います。

   
   

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