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トルクバンドの維持次第 1997年式 TA31W WESTWIN 島 雄司さん |
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まず、いい意味で「だまされた」という一言に尽きます。 パワーは色々と考え想像していた通りのものではなく、出足はスムーズ且つ3500回転からのエンジン回転数は、なかなかどうして(驚)落ちない!! という事は、正直「速い!」という台詞??とは又違う??? 3500回転で時速75km超えを維持していくと、楽しい・・・そう、楽しい車です。 でも、一度回転数が落ちると・・・・トルク立ち上がるまでのラグは、ちょっと辛いものがあります。 たぶんショートだからですかね! 案外“意識しながら乗り方を学ぼう”とすれば、そこそこ、いやかなり 面白い車です(やっぱり肝は3500回転ですかね)。 しかし、四輪駆動車のディーゼルエンジンとしては非常に高い回転数なので、一般の方はこの領域までもっていく様なことは考えてないでしょうから・・・たぶん「この車走らないよな」っていう台詞が聞こえてきそうです(笑) 少しダートも走らせてみましたが、やはりこれは想像通りフロントが重いせいで、一度ボトムしてしまうと戻りが遅いのと、リアのトラクションが取りづらく、ステアリングの戻りが、TA01Wとくらべますと間違いなく遅いので、シケイン的なコーナーに入れると扱いにくい素性がでてきます。 これはもちろん走行や年式からくる、サスペンションの“へたり”がかなりある為、新しいショックやコイルを組むとまた走りも変わり、改善できる部分ではあると思います。 総合的にダートで使用する事を考えますと、この個体はオートマチック車なので、左脚ブレーキでスピードを殺しながら、早めのクリッピングポイントでフロントの向きを変えつつ、回転数は3500から落とさず、アクセルONでリアに一気に荷重をかける。そのような操作によって、この車ならではのトルクのきいた立ち上がりで、闘う事になるのだろうとイメージします。 スローインファーストアウト。いわゆる基本的な走りを重要視させてしまうTA31W。 でもあと少しだけ、いやもうちょっとだけクセがわかると、更に乗り方が分からなくなりそうな車でもありそうな、案外、裏がありそな・・・・・ |
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