Evaluation 
We are deeply in the ESCUDO.
総合的なバランスの良さ
1997年式 TA51W

SIDEKICKさん


 従兄弟がパジェロのショート(一番初期のディーゼルターポ)に乗っていたり、そもそもその親戚がガソリンスタンド経営という仕事柄、車との接点が多く、そこへしょっちゅう遊びに行っていたので自然と車への関心が出て来ました。
 ある時、見せられた雑誌(多分4x4MAGAZINE?)にTA01W(2型)の記事が出ていました。それがエスクードとの出会い。今となっては塗色も覚えていないのだけど、水色じゃなかったかな?「ATがフランスGM製3速からアイシン製4速に変わった」という記述が妙に印象に残っていたんですね。

 時は流れ、勤め始めて何年か経った平成8年に4年落ちのTA01Wを購入しました。記事の印象があったというわりには5MT車、120万でした。当時はまだ随分高かったんですね。
 正直、乗り始めて最初の2年間の印象は薄いです・・・
 その後の4年間は、お馴染みの活躍ぶり?となった訳です。ただ、ひとえにお恥ずかしいのですが、自分の怠慢で殆ど記録が残っていない・・・。写真はおろか、走行記録も残していないという体たらくでした。今はその反省から、簡単ながら日々の運行記録はしています。

 平成14年3月、TA01Wの車検も迫り、車屋へ行き今後の方針などを話し合いました。
 「予防整備までやるかはともかく、劣化は進むし、直すとなると費用もかかるし、どうする?」
 という結論になった時、わりとあっさりと今の車を探すことにしたのは、他の熱心なオーナー諸氏に比べると熱意が足りないかもしれません。車に対するスタンスは、恥ずかしながら今もあまり変わっていません。費用対効果は結構重視しています。

 実は、当初TD51W(MT車&ヘリーハンセン)を探していたんです。それに合致するタマがあったんですが−そもそもこれが僥倖だけど−問い合わせをしたら「品切れ」
 がっかりしつつも「じゃあ直4・2000のMT車だ」と方向転換して巡り会えた訳です。
 ともあれ、ちょうどその時に欲しい個体が見つかる事自体がかなりの幸運ですね。

 何故TA11Wでないのか?と言えば・・・風評その他で。
 何故TD51Wでないのか?と言えば・・・まだまだ身軽だし(気持ちだけね)
 今となっては(?)「TD61W!」と来るところでしょうけど?当時は全く考慮していませんでした。

 当初は「前が重いな」という感覚がありました。
 これは単純に重量増(+200kg)とか、膨らんだボンネットフードに起因していたと思いますが、あくまでも感覚的なものであり、格段に増えた馬力などで十分に相殺されています。
それでも、たまにTA01R辺りを触らせてもらうと「軽さ(翻って重さ)」を感じてしまいますね。
 漠然とした表現ですが「ドライバビリティ」となると、TA01Wとは格段の違いがあります。
 「より速く・より長く・より力強く」と望むと、それに応えてくれますし。
 言い古されていますが普段の街乗りから”軽い”不整地走行までオールラウンダーなところは、登場当初のモデルからちゃんと受け継いでくれています。
 気になる燃費ですが、頑張りが足らないのか12km/Lにわずかのところで届かないので、省燃費はそこそこにして「ストレス無く乗る」ことを最優先にしています。街乗りで8km/L前後、遠乗りで10km/L前後かと。
 そのため、MT車である利点は生かせていないかもしれませんが、ボディ形状や排気量・馬力、そして何より使い方を考慮すると選択には満足しています。
 もっと大排気量だったりロングボディならATミッションでもいいと思いますが。そもそもATしか選べないトレンドですしね、最近では・・・

 ボディ形状といえば、荷物が載りませんが・・・これは使う本人の問題ですね。ルーフボックスは容積的にも車内空間を補完してくれています。
 内外装共にチューンナップは殆どしていません。元々考えはするが実行には至らない性質です。
 今後は維持・延命を主眼に手を加えていくことになると思いますし、ならざるをえないでしょう。幸運にも多くの方々と情報交換が出来る環境にありますので、それを励みにしていきます。
 今から10年以上落ちの車を買おうという人には勇気が要ると思いますが、TA51Wは総合的に見てバランスの取れた、いいキャラクターですよ。
 MT車はめったに出て来ない感じですが。

 さて、次をどうするかは本気で悩みますが・・・当分考えないことにします(笑)


   

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