Evaluation | |||
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気軽でスポーティーの楽しさ 2002年式 TA52W 青影さん |
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この車に乗りはじめて6年経ち、積算走行距離は5万kmを超えました。 少ない部品と予算のなかで弄る限界を感じながら、自分なりに仕上てきました。まだまだ修正する課題はありますが、やる気にさせるレトロな構造も楽しく感じています。 利便性を考えず、軽快な走りを期待して3ドアを選びました。5ドアと乗り比べると、−100kgは快感 です。 サスペンションは乗り手側にとって大きな問題で、跳ねるうえに揺れの収まりが悪い。新車装着時のタイヤも性能的には低く、交差点で普通に曲がっても悲鳴をあげるものでした。舗装路の浅い轍を横切る程度でも、速度を維持するアクセル開度で跳ねタイヤがギャッギャッと泣きます。 初期ロールは良い感じですが、奥がきついカーブや素早いステアリング操作では不安定です。でもカーブの途中で無茶なアクセル操作をしても、リヤがスライドする事は無いです。ダートでは容易にオーバーステアになり、四駆でも関係なくその場で廻ろうとします。 このあたりの課題として、まずリアにカヤバのスーパースペシャルストリート (SSB2031)TA01W、TA11W、TD01W用を入れました。私の型式ですとカヤバには対応品がないので、初代用となります。かなり硬く、5ドア車と共用の為か最弱でもポンポン細かく跳ねますが、揺れの治まりは良いので暫く様子を見ました。しかしやはりリアが硬くなるとフロントが軟く感じます。 そこでモンローアドベンチャー(D0202)をフロントに入れてみました、純正より若干硬くいい感じです、なぜか車高も1cm位上がりました。暫く乗っていましたが、リアの跳ねが長距離走行で疲れを出すため、リアもモンロー(D7624)にしました。 モンローは路面の細かな荒れは割と吸収してくれますが、カヤバは初めから踏ん張っている感じです。2代目はフロントショックが非ガスでリヤが低圧ガスタイプでした、問題はリヤで伸び側の規制が弱く空気バネの様な状態で揺れが収まらないのです。 モンローのダンパー装着により、変な揺り返しは無くなったのですが、荒れた舗装、マンホールの出っ張り等でドタンバタンと何とも疲れる足なのでした。このため、試しに前にV6用、リアに5ドア用のスプリングを入れました。ドタバタした感じは無くなるのですが、突き上げは強くなりますし車高も変わります、その後リヤスプリングは標準に戻し現在に到ります。 このあと、一度純製に戻し、カヤバSRスペシャル(初代用)に交換。さらにフロントはスズキスポーツを入れてあります。フロントスプリングを変更してますので、標準スプリングとは異なる動きだと思いますが。 スズキスポーツは、4段調整のダイヤル(2)〜(3)の間がSRスペシャルと同等の減衰力に感じます、リバウンドは少ないです。スノータイヤでは街乗り(1)〜(2)、峠(2)〜(3)あたりが良さそうです。夏タイヤに履き替え、リアショックをモンローに替え、リア車高を1p落としたのですが、(2)ではステアリングレスポンスが悪く(3)にしました。この設定はそんなに硬くはなく良い感じです。 4段調整の2でちょっと走った印象は、しなやか。街中では快適で乗用車の乗り心地みたい。峠を走ると、(3)だとかなりスポーティーで冬タイヤでも楽しめますが、タイヤの減りを考えると(2)で走った方が良さそうです。夏タイヤなら峠はさらに楽しい。でも(2)で走るとリアの突き上げとリバウンドが気になるので、リアショックも考えないとだめですね。林道は(1)で走りました、深雪凍結ガレと多彩でしたが快適です。 ただ、硬めに設定すれば車は安定するのですが、近頃は人間の方がしんどくなってきましたので、ほどほどに使っています。現在のコイルとのマッチングも良くないのかもしれません。今後コイルを変更する予定で、その時に再度評価をしたいと思います。 「街の冒険者、気軽でスポーティーな、もうひとつの楽しみ方」 カタログに書かれているこの文句ですが、まさにその通り 街も峠も林道もそこそこ楽しく走れます。 面白いクルマです。 |
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Egress |