Evaluation 
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永く乗りたい1台
1997年式 E−TD51W(4AT)


Maroさん

 
☆初代最終型のヘリーハンセン☆

 ‘94年式の1600cc ATのノマドを約二年乗り、’07年の秋に走行26,000kmのHelly Hansenを購入しました。年式は’97年。T/MはAT。初代のHelly Hansen仕様としては、最終のモデル。
 実は、もう一台候補として挙がっていたのがTD61W。
 本当のことを言うと、V6−2.5Lエンジンのほうが本命でした。

 当時、購入を決めたショップの店頭には、このTD51WとTD61Wが並んで展示されていました。
 外観上の違いはルーフエンドスポイラーが有るか否か。バンパーエクステンション装備で、アルミも同じでした。悩みに悩んで、最終的にTD51Wに決めました(V6エンジンが本命にも関わらず・・)
 決め手は車体色と、やはりHelly Hansenの赤バッジ。
 顛末はというと、大満足!


 ☆力強いJ20Aとマッチしたボディ☆

 J20Aは必要にして十分なトルクで、特に1600ノマドからの乗り換え時には『これが同じ車体のクルマか?』と思った程。それほど強烈な印象でした。
 フィーリングとしては、全ての速度域で、車体がひと回り軽く感じられるような感覚です。
 長距離・長時間を乗っての印象では、例えば3名乗車で高速の登坂路になると、やはり平地での速度域を保つには相当アクセルを開けて、キックダウンを余儀なくさせられる場面もあるのは事実です。
 人間、欲の尽きないもので、そんな時には『もっと排気量が欲しい・・』と思ってしまうこともありますが、それはそれ。
 2000ccの直4は、1600ccに対しては明らかに太いトルクを有していますし、発進時の加速もよりスムーズで、個人としては満足しています。絶対的なパワーや速度よりも、このクルマには、何より『運転していて楽しい』と思えるフィーリングがあること、それが一番の魅力です。街中の速度域でもワクワクできる、数少ないクルマのうちの1台だと思っています。

 この年代の他の個体に乗ったことがないので分からないですが、60km/h以上の速度域、特に70km/hに入ってロックアップした時から80km/h付近まで、恐らくトランスファーの辺りではないかと思われますが、『キューン』という小さな音がします。
 実は私はこの音がお気に入り。
 バイクエンジンのカムギアトレーンのような音は、軽快な走行音としてドライビングを盛り立ててくれていて、こんなことからも乗っていて楽しい、と思える理由のひとつになっているのかもしれません。


 ☆末永く乗りたい☆

 1600ノマドとの比較でJ20Aについての優位性のコメントが多くなりましたが、確かに絶対的なパワー・トルクは400cc以上の差があると実感しています。
 でも、実家にある1600ccに久しぶりに乗ってみると、低回転域でのトルクの粘り強さは、J20Aには無いものであることを、気付かされます。ロックアップ解除の速度域が、1600ノマドの方が低いことからも、そのことを如実に物語っています。
 いまだにV6エンジンのサウンドが忘れられませんが、でも、このHelly Hansenは末永く大切にしていこうと思います。


   

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