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登山の足に、家族でキャンプに 1998年式 TD52W(JZ) 班長さん |
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TD52Wとの出会いと、この型式の選択の経緯 私と四駆の出会いは、趣味の登山からでした。 日本百名山の一つ久住山系の大船山に登った帰り、 坊がつるから大船林道を友人と3人で歩いていると、一台の四駆が後ろから追いついてきました。 「どこまで行くんですか?」 「登山口の吉部までです」 いかにもアウトドアマンと言った精悍 な印象の中年男性でした。 「まだ10kmぐらい先だよ」 「え〜っ・・・!?」 「良かったら乗っていかないか?」 の言葉 に、6時間歩き続けた疲れた我々3人は、断る理由もありませんでした。 「宜しくお願いします」 地獄で仏とは このことだ。親切な男性に救われ軽快に林道を下りだしました。 その車がなんだったのか今では思い出せないが、比較的フラットでストレートが多い林道を、大人四人を乗せ楽々走る姿に感動し、山登りをするものだからこそ 、四駆が必要と感じた瞬間でした。 帰宅してすぐ四駆雑誌と中古車雑誌を読み漁り、興味は自然と当時乗っていたスズキのバイクの影響もあってスズキの四駆へ。初めて買う四駆だからコンパクトなものをと、あっという間にジムニーを購入しました。ここから四駆人生の始まりです。 その後結婚し、子供が生まれると、必然的に問題となるのがジムニーのユーティリティー。もう少し広い車をと考える時でした。 ジムニーには居住性以外何も不満は持っていなかったので、必然的にスズキの正常進化としてエスクードが候補に上がりました。 当時は2代目エスクードのマイナーチェンジも済んだ時期で、新車なら2.0Lは3ナンバーボディ。中古なら初代、2代目マイナー前と選択肢がありました。 私がこだわったのは、外装の造型。エスクードのエスクードたる一番のポイントは、フロント、リアに広がるブリスターフェンダーだと思っていました。 とくに初代は、直線多様のボクシーなエクステリアに、巧みに組み合わされた曲面をもつ ブリスターフェンダーの形状が美しいと感じていました。 色々と酷評の多かった2代目にも、この造型はめだたなくなったものの強襲され、エスクードであることを象徴していたのです。 そこで絞り込んだのが、オーバーフェンダー非装着車でした。 線と面との巧みな融合をオーバーフェ ンダーはスポイルしていると感じていましたので、2代目マイナーチェンジ以降は候補から外れまし た。あとは初代か2代目1型か!?と悩みましたが、実際どちらでも良かったのです。たまたまこの両方の中古車があるアリーナ店を広告で見つけました。実車を見て決めようと、嫁と子供を連れ出かけま した。 古い物と新しい物を見比べた時、女性の観点から新しくて豪華なものが良く見えるようで、私は初代にも心惹かれるものが有りましたが、実際にみた初代実車は余りにも程度が悪く、嫁を説き伏せる材料は見当たらなかったのです。 そんなこんなで、2代目TD52Wが愛車となりました。 直4−2000ccモデルに乗ってみての印象 正直、モサーッとしたエンジンだなっていうのが第一印象でした。 2.0エンジンといえば、トヨタの3SG、ホンダV−TEC、ニッサンのVQエンジンなど名機と言われるエンジンを味わったこと があるだけに、J20Aにはちょっと、あれ? といったところです。 ただ、上記にあげたエンジンはクーペや、セダンに詰まれたときの印象なので、重い車重の四駆ならまた違った印象だったかもしれませんが。 基本的な骨格シャーシは、ラダーフレームを持つ四駆だけに高い剛性を感じることが出来、静粛性とともに満足出来るポイントでした。シンプルな内装や、使いやすい計器類などとあいまって、素性の良さは感じることが出来ます。 四駆としての使い勝手(良いところ、悪いところ) ロングボディの5ドアでもトランクルームは狭いと感じます。ただだからと言ってボディが長くなるのは問題で、そこにジレンマが発生しますね。後部座席の足元もそれほど広いとは言いがたいとこ ろです。 林道走行では、ジムニーとは格段に上の軽快な走行が出来ますが、その反面重い車重と低い車高のため、用心した走りが強要されます。 凍結路の下りなどは特に気を使いました。車を止めていると、車が滑って下がることもあり、ジムニーでは味わった事の無い恐怖も体験しました。 登山の足として林道走行や、家族でキャンプやちょっとしたアウトドアにも重宝しました。中古で購入したとき、5万6千km位走っていました。手放した時は8万6千kmぐらいでしたので、累計3万kmと言ったところでしょうか。 ※班長さんはその後、TD01Wに乗り換えております。2代目から初代へというスイッチもめずらしい? |
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Egress |