Evaluation 
We are deeply in the ESCUDO.
広大な荷室スペースが魅力
2002年式 TX92W


コムロさん


 自動車運転免許証を取得してから、今年で20年になろうとしておりますが、この間、免許を取って最初に乗ったトヨタスプリンターE80系1500cc(あのハチゴーと同じエンジン)をのぞけば、ずっとエスクードを乗り継いできております。スプリンターは実家の車を、もらったものなので、自分で購入した車はすべてエスクードということになります。

 年代順に
 1台目 平成元年式1600ハードトップ
 2台目 平成7年式V6-2000ノマド(びたぁら)
 3台目 平成15年式V6-2700グランドFISフリースタイルワールドカップ リミテッド(ふぃす)

 以下順を追って・・・

 1台目は、スプリンターは実家の車だったので、就職してから1年ほどたって、そろそろ自分の車を買おうということで、いろいろと検討していたのですが、巷が四駆ブームだったこともあり、懐具合から、ジムニー、ロッキー、エスクードが候補に挙がっておりました。
当初はエスクードは少し軟派なイメージがあったのですが、試乗してみると、ジムニーとロッキーは、実家の軽トラックと変わらない乗り心地(そりゃリーフだもの)で、乗用車からの乗換でも違和感の少ないエスクードが、第一候補になりました。
 しかしその当時、まだそれほどお金もなく、新車はとても買えるわけもなく、必然的に中古車をという選択になりました。(そういや、まだ本当の新車って、買ったこと無いですね)
 それほど知識もなく、とりあえず、中古で買えるエスクを、ということで4年落ち、5万キロ走行の1型ハードトップを購入。
 ちなみに、購入を決めた一週間後に、別の店で、同年式のコンバーチブルを発見。
 もし、ハードトップを決めていなかったら、こっちを購入していたかも・・・

 ということで、晴れてエスクーオーナーになり、その後10数年続く(現在も進行中)のエスクライフが始まったのでした。
 最初はノーマルで乗っていたのですが、4X4ガイドブックなる物を、本屋で見つけてしまって、それに掲載されていた、これまたスージースポーツの、イエローのコンバチのデモカー(知っている人いますかね?)の樹脂製ガードとキャリアに一目惚れしてしまって、同じようにモディファイしようと決心。1年ぐらいかけて、同じガードとキャリアを、装着しました。その後ガードは、1年ぐらいで、事故で破棄することになりましたが、キャリアは2人のユーザーさんにリレーで受け継がれて現役です。

 その後、辰巳出版のジムニーの特集雑誌で、モンスター調布の広告記事に、エスクードオーナースクラブ(EOC)の募集を見つけ、即入会、茨城から、行けないこともない距離だったので(当時住んでいたつくば市から片道約100キロほど)、月一から二ぐらいで、出入りするようになりました。
 また、その頃、雑誌の売ります買いますのコーナーで、エスクードの海外仕様のパーツをお持ちの方と、知り合いになり、リアコンビランプ埋め込みのバンパーを始め、いろいろな海外向けパーツやカタログを譲っていただき、海外仕様に興味を持つきっかけになりました。
初代は2年半、約11万キロ走行で、手放しました。

 2台目(以下びたぁら)は、当時出入りしていたモンスター調布の店長さんから、400キロ走行のV6ノマドの試乗車があるんだけど、買わない?と紹介を頂き、その場で試乗、高速でモンスター調布まで来る機会が増え、1600の高速性能に不満を持っていた時期でもあったので、即購入を決意。買った当時は、ほぼノーマルだったのですが、モンスターに出入りしていたこともあって、お店に行く度に、パーツを購入するような状態が続き、半ばデモカー状態になっていました。その後、仲良くしていた店長さんが店をやめてしまい、モンスター自体もあまりエスクードに力を入れなくなってきて、店にもあまり顔を出さなくなってしまいました。
 その後は、結婚したこともあり、しばらくはモディファイも停滞気味だったのですが、4WD-EX誌のCLUB-ESの記事から、エスクードミーティング(エスクミ)に参加。また、大体時を同じくして、インターネットでのエスクードオーナーズクラブ(EOS)にも、参加するようになり、この頃から、またモディファイ熱が再燃。屋根を切ったり、おたふく化したりと、やりたい放題(笑)

 そうこうするうちに、びたぁらも10年、24万キロ走行しまして、10年を機に乗り換えようと決意(通勤でも使用するし、結構故障が多かったので)
 後継車ということで、はっきりいって、新車で欲しい車がありませんでした。(旧車でもいいということなら、ヴィークロスとかSVXとか、エスクでいったらV6スペシャルとか、かなりマニアックな選択もありましたが)、長く乗れる車をと、決めていたので、2代目エスクードのフラッグシップであるところのグランドに乗ろうと(荷室の広さも、もちろん魅力ですが・・・)、知り合いの車屋さんに、オーダーをかけました。

 新車で4型(可変吸気エンジンと5速ATは魅力でしたが)という選択もあったのですが、さすがにあのフロント回りは、厳しかったので、15年式のFISリミテッドに絞って、探してもらいました。コムロお初の限定車でした。
 購入して、まず最初にしたことは、サードシートをたたむ事でした(笑) 実際家族構成も、20年3月現在で二人と2匹ですので、サードシートはまず、使うことはないでしょう。(実際、購入後に畳んで以来、展開したことがありません)
 この状態でも、びたぁらの1.5倍ほど?の荷室スペース(体感で)がありますが、セカンドシートを畳むと、さらに広大な荷室スペースが確保できます。かなり長い荷物も入ります。実際、新居への引越しの際は、トランポとして、大活躍でした。
 動力性能的には、びたぁらにくらべて+700ccの差は絶大で、びたぁらで散々悩まされてきた、低速トルクの細さは、まったく感じられません。ATだということも大きいでしょうが・・・ 車屋に言わせると、がさつなV6エンジンとのことですが、コムロ的には特に気になりません。
 ただ、パワーとトルク的には問題ないのですが、高速走行時の直進安定性が、かなり悪いように、見受けられます。グランドで、ホイールベースが伸びていて、物理的に直安性がいいはずなのですが、高速走行時の安定性は、今一歩です。(スズキもわかっていたようで、雑誌の3代目の開発者インタビューで、3代目は直進安定性を高めました、と、わざわざ言っています)
 あとは、ブレーキの効き、タッチ及びフィーリングが、かなり悪いです。2代目のショートに乗る機会があったのですが、同じエスクードかと思うくらいタッチが違いました。家の車だけがひどいのかと思いきや、グランド乗りの方は、たいていブレーキの問題を指摘しますね。
 数少ないアフターパーツを、いろいろと試しているのですが、根本的な解決には至っておりません。

 足回りは、初代からの流用ショックを、入れてあるのですが、セッティングがあっていないのと、ヘタって来た所為か、かなりのドタバタ感があります。オーバーホール時に、セッティングを見直そうと思っているので、これは今後の課題です。
 また、妙なところの故障が多いようです。一昨年はヘッドライトのリレーとスイッチを焼きましたし、20年3月現在、リアデフのトラブルで、入院です。2代目で故障が多いという話はあまり聞かないので、個体差なのでしょうが、結構壊れてます。
 とはいっても、びたぁらでも、エンジンの載せ替えやら、ヒーターコアからの冷却水もれなどを経験していますので、コムロがそういう個体に当たってしまうだけかもしれませんが・・・ 一回、車のお払いを受けたほうが、いいかもしれません。

 アフターパーツの少なさも、困りものです。実際マーケット的に北米向けに拠りすぎて、国内市場を軽視した所為か、(そもそも、グランドからして、最初から北米マーケット向けですからね)、国内での販売が思わしくなかったため、ほとんどパーツがありません。他のグランド乗りの方も、そこで苦しんでおられるようです。必然的にワンオフという選択しかなくなるのですが、値も張るので、おいそれとは購入できません。構想としては、いろいろと目論んでいるのですが、なかなか、資金の融通が利かず、計画が進みません。
 とはいっても、コムロ的に、びたぁらのパーツが結構流用できたので、最低限のモディファイはできています。
 いろいろとよくないことを書いてきましたが、グランド自体珍しい車ですし、(普通の人に見せると、FIS顔の所為もあり、国産車に見られなかったりします)結構気に入っているので、いろいろとモディファイを画策しながら、できるだけ長く乗ってやりたいと思っています。


   

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