ラウンド2の概要は以下の通り。今回は全体の9割を一般道で設定。ゴーストップの多さ、アップダウンの多さを特徴とした。

 スタート地点:道の駅湯の香しおばら。
 国道を乗り継ぎ南会津、只見、柳津を経由し会津坂下から磐梯河東まで磐越道、さらに国道で白河へ下る。
 ゴール:カインズモール白河。
 走行距離は、260km(TA01Wさんが2.0XGで試走計測)
 所要時間は7時間のタイムリミットを設ける。
 原則として法定速度は遵守する。
 経路上の指定地点をCPとして必ず休憩に立ち寄り、ゴール後に給油して満タン法で得た燃費を用い、各車の10.15モード燃費を基準に達成率を競う。
 タイヤの交換(MT→HT)は自由。スペアタイヤなど保安部品を外す軽量化は禁止。ルーフラック・ボックスなど出荷時に取り付けられていなかったパーツを外すことは認める。クラス分けは前回と異なる。

エントリー車両データ

【クラス1 エスクード1.6シリーズ】
NONNONさん エスクードハードトップ(4AT)
カタログ燃費 13.4km/リットル

とにぃさん エスクードハードトップバン(5MT)
カタログ燃費 13.4km/リットル(1型で10.15モードがないため、過去の1型実燃費を適用)

suuuさん エスクードノマド(4AT)
カタログ燃費 10.2km/リットル(添加剤使用の申告により、基準燃費を11.6km/Lに引き上げ)

雷蔵 エスクードコンバーチブル
カタログ燃費 11.6km/リットル(2型で10.15モードがないため、後期型のカタログ燃費を適用)

【クラス2 エスクード2.0〜2.5】
kawaさん エスクードV6ノマド(5MT)
カタログ燃費 11.8km/リットル

s.Doさん エスクードV6ノマド(4AT)
カタログ燃費 10.2km/リットル

SIDEKICKさん エスクード3ドア(5MT)
カタログ燃費 13.0km/リットル

青影さん エスクード3ドア(2代目 5MT)
カタログ燃費 13.2km/リットル

TA01Wさん&ricoさん エスクード2.0XG(5MT)
カタログ燃費 12.0km/リットル

井の頭の住人さん エスクード2.4XG(4AT)
カタログ燃費 10.8km/リットル


【クラス3 エスクード2.7〜3.2】
コムロさん グランドエスクードFIS(4AT)
カタログ燃費 8.8km/リットル

ローテックさん エスクード3.2XS(5AT)
カタログ燃費 9.2km/リットル


【クラス6 エスクード以外のディーゼル車】
ふっじぃさんご夫妻 ランドクルーザー70
カタログ燃費 13.4km/リットル(10.15モードがないため、過去の実燃費から基準を割り出し)


 当初はルートの標高差、特にその登り区間が燃費に影響すると思われていたが、当日の雨天候が、エアコンの使用判断やベンチレーションの活用といった、負荷要素として加わった。軽量級のクラス1は、エアコン使用が大きなハンデとなるし、重量級はそのウエート自体がアクセルワークに影を落とす。
 しかし今回から導入する基準燃費が、各世代各車によって大きく異なっており、軽ければ有利というわけではない。初期の目標は、とにかくカタログにある10.15モード燃費を上回れるかどうかにテーマを置き、しかし休憩や食事を含めて7時間以内にゴールへたどり着くことが課せられた。
 梅雨時の天候によってか、ルート上の交通量はそれほど多くはなかったが、時折異様に速い車が現れれば道を譲り、泣けてくるほど遅いクルマにはじっと我慢してついて行く。これらのやり過ごし、後追い判断を誤ると、道路工事の片側通行信号待ちでとんでもない数の列に並ぶことになる。一般道ならではのハードルが各所に存在した。
 前半、最初の立ち寄り地点までに参加車の撮影をしながら最後尾で走っていくと、既に57分ものオーバータイム。ペースを上げなければ昼食の時間を無くし、最悪ゴールで失格となる。
 そのせいか、どこまで走っても各エントラントの姿が見えない。ちょっと焦る。
 撮影担当を兼ねるぷらすBLUE(エスクードコンバーチブル)は、立ち寄り地点ごとに先頭出発することになっており、遅れれば他のエントラントの時間も無駄遣いさせてしまう。
 なんとか23分遅れまでタイムを取り戻し、まだルート上の最後尾に追いつく。ふっじいさん夫妻、s.Doさん、kawaさん。しかし依然としてオーバータイム。彼等は大丈夫なのか? と思ったが、このペースが後半の鍵を握っていた。