ラウンド4の概要は、磐梯山半周と西吾妻越え170キロの燃費競争は、桧原湖周辺の標高800メートル地点でも31℃という猛暑の中、7台のエスクードによって繰り広げられました。福島県本宮市からスタート、母成峠を越えて磐梯町から猪苗代に抜け、ゴールドラインで桧原湖経由の白布峠クライム。最高で標高1400メートルまで駆け上り、一気に山形県米沢市に降りて、福島市へゴールするルート設定。
 当初は郡山から磐梯町まで、グラベルとガレの林道を組み入れる計画だったが、残念ながら通行止めで、今回もターマックオンリーとなった。

エントリー車両データ

【クラス1 エスクード1.6シリーズ】
Uさん親子 エスクードコンバーチブル改(5MT)
カタログ燃費 10.6km/リットル

【クラス2 エスクード2.0】
青影さん エスクード3ドア(2代目 5MT)
カタログ燃費 13.2km/リットル

パジェケンさん エスクード2.0XG(5MT)
カタログ燃費 12.0km/リットル

通りすがりの正義の味方さん エスクード2.0XG(4AT)
カタログ燃費 11.6km/リットル

【クラス3 エスクード2.4〜3.2】
雷蔵 エスクードV6 2500cc(4AT)
カタログ燃費 10.0km/リットル

コムロさん グランドエスクードFIS(4AT)
カタログ燃費 8.8km/リットル

SPFYOさん エスクード3.2XS(5AT)
カタログ燃費 9.2km/リットル


 今回から、2400cc以上がクラス3に編入された。が、ここは大勢に影響はない。勝負の見どころはXSの5ATか、グランドエスクードの4ATか。はたまた中排気量エンジンを小型枠の車体に載せているBLUEらすかるの軽量さか。というところだ。
 一方、クラス1は、なんとなく絶滅危惧種的な排気量となってきた。エントリーは1台のみで、不戦勝のクラス優勝なのだが、Uさん親子の不良オヤジ仕様なコンバーチブルは、「絶対2桁台に入ってこない」という前評判を覆して、波乱のラウンドを巻き起こしていく。
 クラス2は、奇しくも全て同じエンジン。FRかフルタイム四駆か。そして同じXG同士のATか5速マニュアルかの戦いとなる。

 本編とはあまり関係ないが、30℃を軽く上回る猛暑のなか、昼食にはラーメンを食おうという暴挙のような提案で、中ノ沢温泉の小西食堂に立ち寄った。パジェケンさんとコムロさんは、極めて激辛な地獄ラーメンに挑む。
 「こっ、これはやばい」と脂汗を流すパジェケンさんの隣で、コムロさんはなんと七味唐辛子をさくさくと加え始める。しかし、その向かいでは通りすがりの正義の味方さんが、ぐつぐつと煮えたぎる鍋焼きうどんを平らげていた。