羅須軽小僧 ニセコ通信


羅須軽小僧・華飛と釣吉は、津軽海峡を渡った。
いや連れて行ってもらった。
しかし彼等は、ボディガードのつもりでいるらしい。




   2004 長月
食欲の秋は短い。
もたもたしていると、あっという間に冬がやってくる。

「さあどんどん収穫だ」
カレーライスが食べたいね!
「カレーといえばさ、今年は、つくばーどカレーを食べ損なったね」
「あれは残念だったな」
「本場の食材で、つくばーどに負けないカレーを作ろうよ」
「そうだな。本場だものな」
「本場だよ。このジャガイモなんか最高さ」
「肉はどうする?」
「もちろん本場の肉だよ」
「なんだそれ?」
「・・・熊とかエゾシカとかトドとか・・・」
「お・・・おまえ獲って来いよ」
「いやー、ちょっと無理だった? じゃあ落ち葉キノコを使おうよ」
「そりゃ味噌汁の具だろうっ」
「大丈夫だよ。刻んで煮込むところは同じだもん」
「そうか。じゃあ豚バラと味噌で煮込むか」
「豆腐も買って帰ろう。今夜はごちそうだい」

  ・・・それは豚汁じゃないのか!?