「朝から雨なので場所変更を」
 「雨回避できたのでやっぱり当初通りに」

 「どっちなんだーっ」

 11月になっても夏日と真夏日が交互に来ていたというのに、突如寒気が入ってきて当日の最高気温が10℃。
 しかも前日になって午前中が全部雨予報。
 前夜に決断してニコニコキャンプを諦め3月に開いた天狗の森中腹のあずまやに変更する旨を参加者に伝えた。
 ところが未明になって傘マークが消えていく。念のために霙が作った「てるてる結界」が良い仕事をするではないか! 慌てて当日朝に「場所変更を解消」とメールを放つ。
 もう、のっけから何やってんだ状態。参加者の皆様、大変申し訳ありませんでした。
 (その割にはキャンプ場のキャンセルはしていないという)


 2000年以来、岩間と冠するつくばーど行事は、そのほとんどをカレーライスで飾ってきた。
 今回はmadcrowさんが「塩味の利いた肉野菜ゴロゴロのカレー」、クロさんが「北インド風きのこカレー」、新月さんが「ブレンダーの威力で肉も野菜も煮溶けさせたカレー」を披露してくれた。
 幹事側では寒さ対策としてポトフを作る。あとは参加者それぞれがコロッケ、メンチカツ、とんかつ、お菓子類飲み物類を持ち寄り、デイキャンプの昼時が始まる。
 よその家の異なる風味のカレーを一度に3種類食えるという機会は、なかなか無い。しかも3種とも美味いのだから優劣は付け難い。
 つくばーど一升炊き炊飯器も久々の稼働。一升のご飯もみるみる無くなっていく。

 
 
 時折、尾根筋を渡る雲が小雨を降らせたものの、樹齢100年を超えた樅木の枝の張り出しが巨大なタープ代わりとなった。
 宿泊ではないのでアルコールは出ないが、熱いコーヒーとお茶で暖を取りながらの歓談。エスクードの話、ツーリングの話、各地の観光スポットの話と、時間があっという間に過ぎていく中、久しぶりにつくばーどらしい1日を送ることができた。
 2024年には、つくばーど®in妙高高原の再開も宣言した。