うな丼に餃子を載せてみたら意外と悪くない。
 これを「浜松丼・鰻ギョー」と命名する。
 次回はもやしもトッピングしよう!

 近年珍しいほど花見日和の3月末日。天狗の森には朝から桜見物の観光客が訪れているようなので、今回の参加者はめいめい咲きっぷりの様子を眺めてきていただき、その間につくばーど基地において昼飯の準備が進む。
 出し物は浜名湖で釣ってきた蒲焼(釣れるのかそんなもの?)と、浜松餃子。これは危険な組み合わせだ。なぜならせっかくの蒲焼のあの香りが、あっさりと餃子の香りに負けてしまうのである。
 ところがそれぞれ香りがおさまり白米に載せてみると、今まで経験したことの無い味わいが醸し出される。
 これはまだ浜松にも宇都宮にも無いのではないか。


 今回の参加者は到着順でSIDEKICKさん、ふっじいさん、AMGさん、青影さん、TA01Wさん、クロさん、コムロ夫妻。皆がやって来るごとに苺やから揚げや玉子焼きやサラダや和菓子や駄菓子や飲み物(順不同)の差し入れで、テーブルはいっぱいになる。
 つくばーど®の花見と言えば、高確率で寒さの我慢大会と云われているが、この日はきわめて理想的な午後となった。前日から勢い天候が良くなり夏日の気温になって桜の開花を促し、当日はさほど暑くはならず、微風が山肌を降りてくるも黄砂はほとんどない。
 ただし花粉の季節は例年通りだ。
 
 
 この日以降、5月下旬まで何かしらの行事が開かれなければ、クロさんのエスクードハードトップは退役となるため、ひょっとするとこれが見納めになるかもしれない。
 ただ、しばらくの間、静態保存をするという。次の相棒は既に手元に来ているそうだ。
 「へー・・・それってまた一緒に林道に行けるやつ?」
 「車体は大きいですか小さいですか」
 「エンジン何ccくらいの?」
 一同遠回しにクロさんを問い詰めるが、誰も具体的に車種名は聞かない。いずれのお披露目を楽しみにする一方、本人が口を滑らさないかなあといくらか期待する。
 クロさんはにこにこしながらこれをかわし続けた。
 退役の頃には26万キロを超えるかもしれないと、もう少しのドライブに出るというものの、名残惜しそうでもある。
 連休前に近場の林道に案内しようかと思案する。