つくばーどと銘打つ以前から続けられてきた「とん汁をすすって林道に出かける」ツーリングは、
 ことしもにぎやかに開催された。
 意外な伏兵は、その「たちばな」に待ち受けていた。
 とん汁でもとん汁ラーメンでもとんそばでもなく、焼きそばが驚くべきうまさなのである。
 上越界隈で定番となっているレッドでもブラックでもホワイトでもない、普通の焼きそば。
 これが隠れた名献立になるのは時間の問題だろう。
 しかし妙高高原のつくばーどはとん汁と林道と夜中まで続く宴会。ここには一切のブレは無い。


  今回の参加者
 おいたマンさん スズキスイフト
 suuuさん エスクードノマドゴールドウイン
 コムロさん エスクードクロスアドベンチャー
 Kawaさん エスクード2.0XG
 ふっじいさん ランドクルーザー70
 青影さん エスクードV6−2.5
 AMGさん親子 エスクードコンバーチブル
 教授さん エスクード2.0 5ドアGリミテッド
 s.Doさん エスクード2.7XS
 きうさん エスクード2.0 5ドア
 狼駄さん エスクード2.4XG
 通りすがりの正義の味方さん エスクード2.0XG
 あおいろさん親子 メルセデスSLK
 雷蔵一家 エスクードV6−2.5

 表彰モノの雨男、狼駄さんが杉野沢に雨雲を連れてくる。 まあ覚悟の上というより、「降らなかったら肩すかしじゃん」と、誰もがその状況を楽しんでいる。
 だから雨の林道は楽しいのだ。いつもの顔ぶれも、初代から3代目に、バイクから初代に乗り換えた面々も、雨の上信道をオープンで走ってくるつわものも、中越も上越も降っていなかったのにという仲間たちも、午後まで仕事を片付けし夜遅く到着する人々も、皆ずぶ濡れをいとわない。
 なんだかんだ言っても暖かい宿があればこそのぬれねずみツーリング。雨音を聞きながら深夜まで続くエスクード談義も変わらない。
 アクシデントといえば、3時間はかかるという大浴槽の「栓」を外したまま湯沸しをしていたという空飛ブウサギのママさんの珍しいボケ。嫁いだ娘さんに第一子誕生の慶事がそうさせたので、ここはもう3時間、喜んで待つ。
 そういえば不思議なことに、今回は館内遭難者も寝落ちも出なかった。