《機能強化モデルチェンジでU型に》

 トミカタウン消防本部は、ハイパーレスキュー1、2号のモデルチェンジを図った。1号の消火活動能力を強化するとともに、一部機能を2号に振り分けている。
 ハイパーレスキュー1号U型は、装甲車タイプであった車体を一新し、全長18.6m、全幅5.8mへと大型化した。消化剤タンクの容量拡張と思われる。小型車搭載能力を維持しつつ、伸縮型放水銃2基と、運転席左右の巻き取り式放水銃2基を新設した。マルチラダーは廃止し、梯子車能力は2号U型に移管している。
 破砕用グラップラーも省略されたが、オプションで大型ウインチを装備したバンパーユニットを、着脱できるようになった。
 ハイパーレスキュー2号U型は、放水銃付きバケットを持つ高所作業装備を新設。梯子車としても稼働できるようになった。全長は16mと若干の拡大だが、コンテナ車としての積載能力は大幅に向上しており、これまで3連装であったコンテナを6連装に拡張。1〜3、4〜6番を左右に振り分けている。しかし搬送時のコンテナブロックは直立状態で、格納される装備はいちいち固定・解除をしなければならないという手間が増えている。
 一方、ポンプ車としての能力も付加され、3000リットルの貯留タンク2基を車体後部に組み込んだ。1号U型との連携時にこの大容量タンクが活用される。