《超高層火災を鎮火せよ!》
 レスキューライザーは、R1によって操縦される大型梯子車だが、大型といってもレスキューフォース内での位置付けは中型機動車量扱いとなっている。これは多少不思議な話で、大型機動車両に登録されているレスキューストライカー(推定全長約18m、全幅約6m、全高約7m)に対して、全長、全幅ではせいぜい1〜2m程度しか違わない。その上、背部に装備している放水銃付きレスキューラダーは、最大時には100mまで延ばすことが出来るという。
 レスキューショベルのアームを除く本体ならば、中型と言って差し支えないと思われるが、なぜかレスキューライザーも、中型に括られている。これも世界消防庁の思惑で、国際社会に対して、強力すぎる救助機器という印象を与えないための判断かもしれない。
 レスキューライザーも、車体を前後に分割する構造を持っており、レスキューストライカー前部を前後から挟み込んで、ライザーストライカーとなる。この状態から繰り出すファイナルレスキューは、部隊最強の鎮火能力を有する。また、レスキューショベルとのドッキングも可能で、レスキューラダーに代わってショベルアームを後部に取りつけ、特殊作業をこなすこともある。