《地底超災害へ突入せよ!》
 レスキュードリルは、地中用救助マシンとして開発されたものだが、掘削用アタッチメントに円錐型超硬質ドリルを採用した独創的な車両だ。全長約10m(全幅6m、全高3m)の車体寸法は、ドリル先端から後部排気筒までの駆動系モジュールの全長数値で、動力・操縦系をまとめた本体ブロックは、レスキューショベルと共通のユニットをベースに、操縦系に専用モジュールを組み合わせている。操縦系モジュール後部には大型ディスクカッターも装備される。
 駆動系モジュールは左右を入れ替え、前後を逆に組み付けることで、破砕用ローダーを前面に繰り出すクラッシュローダーモードとして活用できるなど、モジュールの応用に富んだ設計となっている。ただし、連結ポイントの位置とドリルの寸法から、レスキューストライカーに連結出来るのはドリルモードのみである。また、各モジュールは他のレスキュービークル(RV)にも連結可能だ。
 文字通り、地中の超災害被災者を救助する装備だが、RVシリーズが配備されたのがいつからなのかに興味を持たせる「いよいよ」という会話がなされている。現在のレスキューフォースは第2期生。隊長・石黒鋭二がルーキーだった頃には、RVの全ては完成していなかったかもしれない。なお、レスキューストライカーとの連結モード・ドリルストライカーでは、ドリルブーストという突撃型ファイナルレスキューを発動する。