那珂川キャンプ  2008年7月

 夏休みには那珂川で家族キャンプというのが、我が家の定番になりつつある。今年で4回目だ。
 家族キャンプと言えば、毎年、大量の荷物と格闘していた。
 前車のTJ11Wだと天井ぎりぎりまで高く荷物は積み上げられ、後方視界はゼロ。
 後部座席にも荷物を載せて、子供達は荷物の中に乗るような格好になっていた。
 それでも足らずキャリアを取り付けて、やっとの思いで運ぶのである。今度の車に今までのキャリアは使えない、車内だけで事足りるのか!?いや、足りて欲しい。
 笑われるかも知れないが、この家族キャンプを乗り切るという事は、僕が車に求める重要なファクターのひとつなのだ。
 結論から言えば荷物は余裕で積む事が出来た。
 トノカバーこそ外すことにはなったが後方視界は十分確保。後部座席が荷物で溢れかえることもなかった。想像以上のキャパシティであった。

 お昼過ぎに出発、現地に着くのは5時頃だろう。真夏のキャンプ、真っ昼間に着いて設営ではたまらない。気楽にやれればそれで良いのだ。
 行きは柏ICから常磐道を使った。車は多いが渋滞はない。
 100km/h程で巡航。この程度ではエンジンの音はあまり聞こえない。むしろタイヤの音と風切り音の方がよほどうるさいが、それだって気にする程ではない。高速道でカーオーディオのボリュームを上げずに楽しめる。エスクードも変わったものだと思った。
 ただこの快適さは、高速道路を走るという感覚から、高速道路に乗るという感覚に変わりそうな気がしてしまう。もっと起伏があってコーナーの多い高速道路で走り試ししてみたい。
 現地は河原、たいした起伏はない。SUZUKISPORTのエアロバンパーカバーは少々気にはなったが、当たりはしなかったようだ。まあこの程度でひっかかる様では、このバンパーは外すしかないが・・・
 テントとタープを張り終えた頃に、白いグランドエスクードが現れた。コムロさんが差し入れを持って駆けつけてくれたのである。7人乗りのグランドと、うちのTD94Wが同じサイトにいると、なかなか存在感があるなあと思った。お互い乗る車が大きくなったものである。

 たった1泊のキャンプだが、やはり日帰りバーベキューとはアウトドアの充実感が違う。何しろ外で酒が飲める。帰らなければならないコムロさんに一応頭を下げつつも飲んだ。そして、花火をして、焚き火を楽しんだ。
 それ以外は何をする訳でもない地味なキャンプ、でもそれが楽しい。そして傍らに銀狼がいる事が嬉しい。
 白狼の頃と比べると随分ナリは変わったが、やはりこういう場所が似合う車なのだ。これから宜しく頼むよ。
那珂川キャンプ