2004年10月21日 384,400km(月・地球間平均距離)到達


 とうとう到着してしまいました。台風23号が通過していった霞ヶ浦上空には、まだ月齢7.42と、ひ弱な月が輝いていました。
 すとらいくらすかるは、その月まで走りきりました。384,400kmという距離は、地球から月までの平均距離です。これを目標に走り続けてきました。さすがに無傷というわけにはいきませんでしたが、まだ名前も付けられていないこのエスクードを新車登録した1995年に生まれた長女は、もう小学3年生になり、100,000kmを刻んだ97年に生まれた次女も小学1年生になっています。97年以降は、距離の伸びた年とそうでない年が入り交じっているのですが、9年の歳月はまさに紆余曲折でした。
 95年10月24日登録なので、ほぼ9年かかりました。正確には3282日。この間7セットのタイヤをすり減らし、約42,711リットルのガソリンをがぶ飲みし(平均リッター9km換算)、ドライバーは984と半カートンのセブンスターを吸い続け、今日に至ります。
 それが世界の片隅の出来事です。

 そんなすとらいくらすかるの節目とはまったく無縁ですが、10月21日は、国際反戦デーでした。1967年、世界各地で、アメリカのベトナム戦争介入に反対する集会が開かれ、ベトナム戦争に反対する国際統一行動日に定められました。ベトナム戦争の終結後、この日は世界平和実現のための行動日へとシフトしています。
 自分に何ができるわけでもありませんが、争いのない世の中を願う気持ちは、同じだと感じています。もちろんその象徴として走り続けるなどというテーマは、すとらいくらすかるにはありませんが、暮れていく風景を眺めながら思うことは、明日、良い天気で、平和な1日だと良いなということです。
 さあ、また走り出します。行けるところまで。
 そのまえに、ちょっと置きみやげ