序盤戦はミスコースの続出と、CPでの休憩・見学などで各車とも時間を有意義に消費した。
 osyatoさんは優勝経験者ながら、今回は住所表記の変更が壁となって、各CP間を確認のために往復したとのことで、設定ルートの倍の距離を走る結果となったらしい。
 この間に生じた異変は、中間地点として設定してあったCP6に、最後尾でスタートしたまさね・みやじチームがトップで現れたことである。
 現地でないと確認できないCP以外は検索解析の回答に委ね、おやつポイントのお店も我慢し、ひたすら時間を稼いだようである。もちろんそれは、反則などではない。
 これに対して余裕を見せたのは、初参加組のsatoriチームと、風花夫妻。CP2のアイスクリームのお店が開店するまでステイするという腰の据わったトライである。
 「観光しなくちゃー」
 その通りです。4時間の走行時間を与えられているのだから、道行きを楽しむのも、もう一方のBレイドの走り方。
 青影さんなどは、トップでスタートしながらまさね・みやじチームに追い越されたものの、前半の好成績を活かして途中失踪し、なんとSレイドの攻略に出かけていた。

 常連組のSIDEKICKさんとkawaさん、タカ→☆・エミ&ララチームは、交差点でのフェイント攻防で相手を拐かしたり、審判に弁当差し入れてくれたり。
 はまたに夫妻とsugi親子、ヨシヨシさんは、いつのまにか最後尾グループに固定したらしく、時々姿を見せるのだが、少しずつ順位が下がっていった。
 ムネクロ党首のリタイアを背負い、フォレスターズの威信を賭けて2度目のBレイドにトライするもるとさん夫妻は、解析と現地問題は完璧。中間グループを安定してキープ。
 そして10番手くらいがCP6を通過した頃、まさねから電話連絡。

 「いまゴール地点に到着しました。これからお昼ご飯食べてきまーす」
 

  君ら・・・速すぎ!