2014年3月20日。48万キロを刻んだことは刻んだが、その1か月半ほど前に雪道の交差点で信号待ちしているところへ追突され、バンパーやマフラーなどを破損した。一見、軽微な壊れ方に見えるが相手の車両は自走不能に陥るほどで、こちらのダメージ意外なほどに大きかった。
 遂に宣告されたのが、リアバンパーの在庫品がもう無い(なんだか自分一人で在庫を使い切ったように聞こえるがそこは誤解のないように)ということ。バンパーについてはリサイクル品をあたって調達できたが、初期の01系ノマドの泥除けも引きちぎられてしまい、当然これほど古いパーツも入手不可能だ。
 ダメージはこれにとどまらず、排気管も見事に折れ曲がっていた。追突の衝撃は排気管を伝ってエンジン側にも届いていたらしく、排気が思うようなできないことはもちろん、マウント位置のずれからかタイミングチェーンの擦過音が出るようになった。
 悪いことは重なり、因果関係はつかめなかったがオルタネータも発電できなくなって、結果的にはこちらも自走は無理ということになり、東北から積車搬送せざるを得なかった。
 これらの破損修理とオルタネータの交換、足回りの点検、一部パネルの鈑金もあわせて4週間ほどの修理入庫。この間、代車としてTD94Wを借り受け、豪雪時期を乗り切った。

 3月20日というと、先代がまだ「らすかる」の段階でしかなかった頃、20万キロを達成した日である。あれから13年が経過してしまった。未だに同じことをやっているのが奇跡なのか奇行なのかは、構成の歴史も検証してはくれないだろう。