タイヤの選択 前編

 たけさんのエスクードの最終仕様を、一通り踏襲する目的で、譲り受けた横浜ジオランダーAT+U。アライグマ足のクリアランスで大きく開口しているホイールハウスにマッチングさせ、同時にタイヤ径737mmのクリアランスを持ち込もうという計画。
 ラインアウト時のブリヂストンデューラーHT688の外径は、メーカーサイズ表によると689mmと693mmの2種類があるのだが、いずれにしても48〜44mmの差がある。タイヤによって20mm分の確保をもくろんだわけである。
 外見は、リアが70mmも上がっているクラウチングスタイルを相殺するようなイメージとなった。ジオランダーはコンパウンドが柔らかめで乗り心地もふわりとする感じだが、従前使用したことのある215/70R16以上に肉厚があり、扁平率が上がっても、硬め(程度問題)の足まわりの動きをカバーするようにやんわりと走る。その反面、サイドウォールがひ弱でもある。
 しかし誤算は、現状のアライメントポジションとは合わない大きさのため、ここまで大きくすると低速時の抵抗がとてつもない強さとなって現れ、トーの狂いが出ているのかまっすぐ走らない。アライメント補正をかければ済むことなのだが、譲ってもらったタイヤである義理を無視しても、残りの山を見た場合、長期間の使用は不可能。タイヤに関しては、現在スペアタイヤとして背負っているデューラーAT694に合わせて、P225/70R16(外径723mm)に統一する予定。
 いやその・・・スペアタイヤ、先代が背負っていたやつで未使用なんだもの(けちるなっ)。というのは半分本音で、譲り受けたホイールにもキモがあり、先代が使っていた11系純正アルミホイールなのである。これでホイールはスペア共々銘柄を統一することができる。デューラーAT694は、ATタイヤとして見た場合は、まだオンロード寄りで力不足だが、ジオランダーの新作AT−Sにも、ダンロップのグラントレックAT2にも希望サイズがないのだから仕方がない。(MT履け? 勘弁してください)


 そんなわけで、三様比較
左がラインアウト時のノーマル仕様
(スズキ純正サスペンションとデューラー688:215/65R16)。
左下がアライグマ足とスタッドレス
(前オールドマン・エミュ+延長キット&Zコイル、後ランチョ+コイルスペーサ&Zコイル。デューラーDM−Z3:215/70R16)
右下が上記アライグマ足に換装したタイヤ
(ジオランダーAT+U:205/80R16)


ホイールはやっぱり11系純正が、一番馴染む。