30mmクリアランスを増加
Zコイル、スペーサー等を移植
 TD51Wヘリーハンセン’97に乗るたけさんが、2台乗り継いだエスクードを離れることになり、彼が仕上げてきた足まわりを、BLUEらすかるに移植させていただくことになった。
 先代らすかるに、コムロさんのTD11Wから足まわりを譲り受けた日から、まだ1年経っていない。いつもこの手のモデファイでお世話になっているタイヤ館つくば谷田部店で、これほど早く同じことが繰り返されようとは思っても見なかった。
 たけさんから譲り受けたのは、Aアームスペーサー、ワイルドグースのZコイル、コイルスペーサー、フロントに組み込まれていたオールドマン・エミュー、リアサスに組まれていたランチョRS9001。そしてショックの延長キットと、マジックキャンバー。11系デザインの純正アルミホイールとタイヤ一式(現在、このタイヤは未装備)
 テールを持ち上げたクラウチングスタイルは、たけさんによるロングボディエスクードの理想形シルエット。ロングストロークのコイルやスペーサーによって、クリアランスは計算値でフロントが40mm、リア側では70mm確保される。自重で幾ばくかは相殺されるが、実質は少なくとも30〜40mmの増加となる。
 「それでも見た目はノーマル風で、オフロードの走破性を上げていけます。きっと楽しめると思いますよ」
 この仕様の完成まで、たけさんはずいぶんとトライ&リファインを繰り返し、オフロードコースでも納得いくまで煮詰めてきた人。本格派のオフローダーではなく、エスクードの形を極力変えずにオールラウンド性能を上げようとしてきた。
 もちろん弊害がないわけではなく、オーバーステア気味の挙動や、駆動系への負荷も生じているという。それらはこれから、パーツの選択肢などを兼ねたリサーチ役として、引き継いでいこうと思う。
 足まわりを移植されたBLUEらすかるは、確かに見た目はノーマルのまま、ちょっと雰囲気が変わった。