そしてお疲れさま もびぃでぃっく
 もびぃでぃっく、という愛称は、あくまでつくばーどが勝手に名付けたもので、非公式なもの。しかし、日に日にたけさんの構想が組み込まれて地上最低高が上げられ、クラウチングテールの特徴が顕著となり、大径タイヤで大柄に見えていく姿は、大海を往く白鯨のように感じられたのである。
 古参のエスクード乗りが沢山いる中で、強いて名指しをしていくならば、コムロさん、とたにさん、シン大尉やSIDEKICKさん、だいすけさんなどとともに、茨城でのエスクードコミュニティーを生み出してきた古い仲間。そしてこの面々が次々と乗り換えを果たした2000年から2005年を過ごしながら、最後の乗り換えに踏み切ることとなった。
 たけさんご自身は、いったんエスクードから離れ、ジャンルの異なるクルマを手にする。林道ツーリングやオフロードコースには、もう1台(奥様の、だけれど)所有するJB32ジムニーで参加してくれるという。
 
 2006年2月26日は、始終雨の日曜日だった。同じ51W系ショートのSIDEKICKさんと、TA01Wに乗るこし亀さん(この日はランドクルーザー40系)が駆けつけてくれ、パーツの移植を見届けてくれた。
 公然の秘密(なのか?)かどうかは定かでないが、ハイパーレヴ誌が今のところ、ただ一回だけ取り上げてくれたエスクード特集の巻頭企画において、当時の主力であった2代目TL52Wと新旧対決をしている初代こそ、このもびぃでぃっくのノーマル仕様時代の姿だ。
 この春には退役し、廃車となるのは残念だが、貴重なデータと仕様を受け継ぐことができた。
 お疲れさま。たけさんと、ヘリーハンセン・・・