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つくばーど採用歴代エスクード史 その9 |
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こんな馬鹿げたこと、やれるもんならやってごらん |
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19年前を思い出させます |
ご周知のようにスズキエスクードは1988年の誕生で、2023年に35周年を過ごしています。
しかし、僕は1989年からこの四駆に乗り始めたので、2024年がつくばーど®史では35周年にあたるのです。
そのような年回りにこれです。まったく何を血迷っているのか、BLUEらすかるがまだ現役で走っているというのに同型のTD61W。コンバーチブルの1600も運用中ですから、初代ばかり3台持ちです(ただし3台所有は二度目)
意見は色々ありましょうが、初代を一通り、所有ではなく運転してみて、V6の2500ccに乗ってしまうと、初代はもうここから先が無いのです。同時に、軽量コンパクトのコンバーチブルを除くと、小型車枠の車体に大排気量(スズキ比)の余裕を持つ走りは、ほぼオールラウンドで使いまわせる優れものなのです。
61Wは4ATのみのシングルグレードですが、クルマはMTだなどと選択肢から外すと、きわめて勿体ないすれ違いをしてしまうのです。
もっと言えば、僕はここから戻れなくなってしまったわけです。直4の2000のみ所有していませんが、そこで目をつむってでも6気筒はもはや、手足の一部になってしまったかのようです。
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2005年にBLUEらすかるを手に入れたとき、エスクードは三代目が登場していました。その10年後には四代目も世に出ています。それぞれ時代のニーズを先取りしつつ、変革を恐れない攻めのモデルチェンジと高性能化が進みました。
それでも、先へ進むことができず、初代にあっては行きつくところまで来てしまったこのモデルは、BLUEらすかるが19年目を数え、地球と月の往復距離を走り、満身創痍ですけどまだ元気であるという実績を得ているのです。
初代ばかり所有してきて、年数にせよ走行距離にせよこれだけの足あとを刻めたのは61Wだけです。しかしそのBLUEらすかるも、おそらくいつか確実に、現役を退く日がやってくるはずです。
最初の「らすかる」を継承したBLUEらすかるを引き継ぐことができるのは、僕の中では61Wだけとなっていました。そうなると、目の前にそれが出てきたら問答無用で確保しなければ、更なる継承は不可能に近い時代です。 |
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たぶん、きっと贅沢なんです |
もうひとつ避けて通れないことがあります。かなり夢の無い話になりますが、昨今の新車を新車として購入できるほどの余力が無くなっているのです。
だったら増車してる場合じゃないのも事実ですが、こればかりはタイミングと勢いでやってしまうしかありません。
知人友人にはまだ、何人か同型車やОEМ版に乗っている人もいらっしゃいます。けれどもその個体数はすべての初代の中でも少数派です。61Wは新車の頃の販売期間も短かったし。
仮にこの61Wを「2号車」と暫定呼称するとして、車体番号を確認すると、1996年式のBLUEらすかるに対して、1997年式の「2号車」は、年式こそ新しく思えますがBLUEらすかるの僅か45台後にラインを流れていた個体でした。
それだけでも偶然というより総生産台数が少ないととらえた方がいいかもしれません。こうなると、出物は確保必定で、迷っている暇は無いということです。
手元にやって来た時点で123000kmを走っていました。BLUEらすかるが915000kmのときです。どう比較したって「2号車」の方が長持ちする(はず)
ただ、96年式も97年式も、四半世紀を経過した車体だという意味では、純正部品が出なくなっていることに変わりはなく、それをすでに何度も経験して痛い目を見ているのに、いろいろ屁理屈を並べてわざわざ同型車を買ってしまうのだから、まさしく馬鹿丸出しです。
そのため、これまでのような酷使は可能な限り控えていきたいので、このエスクードは月軌道を目指すようなことはしないつもりです。情けないけれど僕も歳をとりました。老後の、というよりもひょっとすると生涯最後のクルマになるかもしれません。
これを断定しちゃうと、ちょっと哀しいし、もしもそうならなかったら嘘つきになってしまいます。そのあたりのことはうやむやにしておく方が良いので、「歳くっても夏は夏なのだよ」と格好だけつけておくことにします。「2号車」は当分、控えの選手。BLUEらすかるはまだまだ役目を終えていませんから。 |
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