-ESCUDO L4−1400ターボ- |
-歴代最小 初の直噴ターボ搭載- | ||
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1400ターボの心臓である4気筒エンジンは機種記号がK14C。海外版に比べて出力は 4馬力ほど下がっている。これは国内仕様にレギュラーガソリンを選択したことで、経済性に も幾ばくか考慮したためだろう。車体はルーフレールや追加エアバッグなどの重量増(約10 キロ)となっている。 Autoモードはごく当たり前のなめらかな発進加速。言わずもがなFF的な加速体感だが、 ダウンサイズされた排気量は意識しなくてよさそう。直噴ターボはNAテンロクに比べて下か らトルクが立ち上がる。 Sportsモードに切り替えると、正確が変わったようにパワフルな加速。それでもター ビンが回っているのかどうかは感じられない。このあたりが今どきのターボなのか直噴エンジ ンの性能か。コーナーでもふらつくことは少なく、それこそ初代のテンロクはなんだったのか という進化ぶりだ。ただし小排気量化の泣きどころか、下りのワインディングではエンジンブ レーキが効かない。足回りも硬めだと言われているが、フットブレーキによる制動時はそこそ こフロントボトムする。) |
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レーダーブレーキの警報は2度発生。2度とも対地障害物は無し。1度目は急激に下りいきなり上るという道路上で、急変した車角度によって目前の道路が壁に 見立てられたようだ。2度目は下り坂の左コーナー出口で前方にトンネルのある山肌が迫ったとき。しかしこれを誤作動と断言するのは早計だろう。 S‐CROSSとの差別化としては1400ccであり直噴ターボであるところ、CVTではなく6速ATを踏襲したことなどがアドバンテージだろう。 1600との比較では、 多くの試乗者たちが「Sportsモードでアクセルを踏み込んだ加速感が明らかにテンロクと違う。テンロクはSportsモードに切り替えるとエンジンがいきなり暴れだ す雰囲気だが、1400ターボはそこまでの印象は受けない」と述べる。表現が難しいところだが、それでいてパワーのある車というのは万人が受け入れるだろう。 それは同時にクロカンやトライアルに持ち込めた時代との決別で、その領域をジムニーに返上するのは甚だ悔しいけれど、乗用車としてみればこういうものだろ う。テンパータイヤとはいえスペアをオプション購入可能となったのも良し。エアコンを常時使用していて、平均燃費表示は16キロだった。 4代目にして時代の流れに素直になった。本格四駆とやらの呪縛から解き放たれ、求められているニーズに応えようとした成果だ。言い方を変えれば、エスクード というブランドは、たまたまクロカン四駆を苗床に生まれ、歴代の時代のニーズにスタンスを合わせ続け、最前線にあるということだろう。これはある意味冒険と綱渡 りなのだ。 |
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