2021年6月、風花さんから「のまちゃんの今年の車検は諦めました」との連絡が入った。
彼女は92年の10月から、ずっとエスクード・ノマド、Goldwinlimitedに乗り続け、これを「のまちゃん」と呼びながらご主人の新月さんと過ごしている。
あと1年経てば満30歳を迎える「のまちゃん」は、運転させていただくとエンジンは良く回るし、5速ミッションもクラッチミートも小気味いい。
しかしながら車体とフレームの錆と腐食の進行が激しかった。
2001年の初夏には床の各所に穴が開き、これでダメかとも思われたが、新月さんはノマドの床板を調達して張り替える、一大リフォームを敢行した。
ご両人、それほどにこのノマドに愛着を寄せていたのだが、フレームレベルの劣化と、再び進行した別の個所の錆など、御舅さんに「いいかげんにしなさい」と乗り換えの勅命を受けるに至ったのだそうだ。
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