今回の参加者

SIDEKICKさん
新月さん&風花さん
オーヤマさんご家族
ふっじいさんご家族 
狼駄さん
AMGさん親子
suuuさん
かずろーさんご家族
TA01Wさんご家族
コムロさん
SPFYOさん
こし亀さんご家族
青影さん
s.Doさん
雷蔵一家←なんだそれは

幹事 和邇さんち
 

 企画の勝利、というのは間違いないが、みんな騙されてるぞ。
 この行事は「人類総ポ〇ジュース化計画」とやらを企てている新帝国ワニの策略に他ならない。
 だから初年度は1kgだったはずなのに昨年は3kgにノルマが増やされ、ことしは告知の時点でいきなり「10キロとってこい」と本性を現してきた。
 しかも、みかん山の決戦を迎え撃つ新帝国ワニには新兵器が用意され、わざわざオレンジ色のスズキハスラーFリミテッド・ワニカスタムが待ち受けている。
 20数年にわたるエスクードのコミュニティーに崩壊をもたらそうという恐るべき作戦展開だ。
 にもかかわらずこの参加者数。
 嬉しい悲鳴ならぬDr.ワニの高笑いが津久井の山並みにこだまするのであったが・・・

 「あたしの『蓮田さん』を勝手に悪の尖兵にするなーっ」

 という和邇お嬢妹の悲痛な叫びも。
 せっかくの愛車お披露目だったはずなのに、よりによって彼女は競技かるたの特訓デーにぶつかり昨年に続いて準備だけ手伝ってねーちゃんとともに下山。
 ここぞとばかりに父親にクルマは接収されてしまい、本人不在でハスラーはいいように扱われる始末。
 もはや新帝国ワニの勢いは止まらない!

 って、いったい何の行事なんだかさっぱりわからなくなってしまったが、恒例となったみかん狩りはこのようにして始まったのである。
 とにかくこの行事の恒例は、指定された目方をクリアできるかどうか。
 さらにどれだけ収穫できるかが競われることから、昨年同様支給されるみかん箱容量をどこまで改造できるかが、そのセンスも含めて制限時間内に力量を発揮しなければならない。
 農園主の小林さんは

 「ことしは長雨でねえ」

 と言われるが、しかしそこは津久井浜のみかんである。基本の美味しいラインは高いところにある。
 とり放題で食べ放題。斜面のあちこちで好きなだけ美味いみかんが胃袋に収まる。
 しかしここにも罠がある。
 収穫と計量を終えて下山した満腹気味の参加者には、もう一人の農園主である志村さんが用意する、とてつもない量のバーベキューセットが待ち受けているのだ。
 果たして誰が優勝を勝ち取っていったか、そちらは「第9回買い出しトライアル」を参照のこと。

 と思っていたら・・・

 「あ、今回ね、目方は競いません。今回は量より質のトライアルですから」

 聞いてないぞそれーっ!