「ひるめしーっ!」
 というあおいろさんの叩くフライパンの音。このとき何台めかのロックトライが見せ場を終えたのですが、前回ESCLEV主催のイベントでは3台程度に留まっていた岩セクションに、今回はかなり沢山のドライバーが挑戦しました。

 でもって昼飯の前に少し戻ります。

 下館の岩セクションは、比較的フラットでも隙間のある長丁場(これは容易)と、2つのテーブルがあり、テーブルのうちひとつは、ロードクリアランスが確保されているエスクードならば、なんとかクリアできます。
 だからといって、何もそんなところに行かなくたっていいじゃないよー。と思うのですが、BLUEらすかるは前回、東側からトライしてクリアしているため、今度は反対側から試してみたくなるのも人情。登りではメンバーをこすってしまったのですが、まあ登れる。でも登ったら降りなくてはならない。でも東側アプローチに降りれば楽なわけで・・・
 「それ無理ーっ」
 「当たるぞー」
 いやその、岩の段差でステアリングが切れないのよ。行きたい方向に車が曲がらない。そのまま別ルートから降りるしかなく、体感としては“サンダーバードのジェットモグラが、射出時にタンクから持ち上げられた”ような角度に感じながらも、とりあえずクリア(なんで写真がないんだっ)
 密かに練習していたとはいえ、これはBLUEらすかるの足まわりの賜でした。この足を組んだたけさんのセンスに、あらためて感心します。
 が、これはその直後に、別の見せ場に視線を奪われます。
 「あ、あれれーっ???」
 モーグルにトライするエスクードのラインをアドバイスに行こうとしたあおいろさんが(昼飯づくりの前)、なぜか「ネコのポーズ」なんてものをやっている。
 「ぬ・・・抜けねーっ」
 軸足になっていた右足のブーツが泥にはまり、すっぽ抜けしてしまい、絶妙のバランス感覚で両手をついて転倒は免れたものの、今度は左足にかかった荷重でその場から動けなくなったのでした。
 本日のスタック第1号、確定。
 これを呼び水に、よっしー@青梅さんのグランドエスクードがスタックを誘発。その差2分弱で、第1号認定者に進呈する記念品の行方が決まりました。
 なお、記念品についての報告。記念品は、スズキのハンガリーワイン。これはエスク仲間のふたみさんが、僕のところに送って下さったものなのですが、1人で享受するのは罰が当たるという判断にて、つくばーどの記念品として取り扱わせていただきました。
 ふたみさん、事後報告で申し訳ありません。ありがとうございました。

 誰がどのように岩に抗ったかについては、写真をご参照下さい。写真を全て組み込めませんでしたが、抗う様子を見ている人たちも、雨降りにもかかわらず誰1人そこから離れず見守ったり、ラインのアドバイスを出したり、みんなでトライする雰囲気にあふれていました。