ゴーゴージェット
 ゴーゴービークルは、作戦行動のエリアを限定されるという意外な弱点を持つ。高速度・広範囲への移動に適したビークルが存在しないのである。強いてあげれば3号機のジャイロだが、それ単体で可能な作戦は極めて抑制され、ネガティブシンジケートの巨大な敵と互角に戦うことができない。このため10号機としてゴーゴージェットが配備された。が、よりによって他のビークルを1機しか搭載できないという設計上の破綻をはらんでいる。そこで、スーパーダイボウケンの翼として背部にドッキングすることで、アルティメットダイボウケンとなり、全ビークルをまとめて飛行させてしまうという超荒技をこなす(あっ、航空機なのに大盤振る舞いの紹介をしてしまった)

サージェスレスキュー計画

 プレシャス技術を応用し、災害救助や凶悪犯罪に立ち向かうという目的で、財団によって進められていたプロジェクト。その性格から、11号機から13号機までのゴーゴービークルは、これまでの重機系マシンとは毛色が異なり、消防・警察機構との連携が示唆されている。また、これらのビークルには、新型のネオパラレルエンジンが搭載されている。この3機を担当するのは、サージェス財団とは敵対関係にあるアシュ(人類の異なる進化系民族)を先祖代々監視・殲滅してきた一族の末裔、高丘映士。ボウケンシルバーとして轟々戦隊の戦いに参加する。

 ゴーゴーファイヤー
 全長45.5mと、ゴーゴージェット(47.2m)を除けばビークル最大級の11号機。
 2本のプロジェットカノンは毎秒最大2000リットルの放水能力を有する。ポンプ車だけでなくはしご車、化学消防車などあらゆる消防車両の機能を盛り込んでおり、史上最先端の複合レスキュービークルを実現した。
 車体の連結構造がパンタグラフジャッキのように設計されている。この構造は、後述の12、13号機を腕に連結させ、車体上側中央部がジャッキアップするもの。ファイヤー1台で人型マシンの頭部、胴体、脚部を受け持ち、サイレンビルダーへの変形を果たす。
 ゴーゴーエイダー
 
全長20.4mもの巨大な救急車で、各種医薬品を搭載するだけでなく、レントゲン、CTスキャン、MRIをも完備した検査室、緊急手術室までもが装備されている12号機。災害現場では移動救急医療基地の役目を果たすものと思われる。
 ボウケンシルバーの携帯ツール、ゴーゴーチェンジャ ーによって遠隔操縦される無人車。車体前部にレーザー砲を備え、サイレンビルダーにおいては左腕を構成する。医療基地として考案されていながら、究極の用途は格闘戦の一パーツという、大きな矛盾でもあるが、それ自体は本来の用途ではないのだろう。
 ゴーゴーポリス
 ゴーゴーエイダーと同様、13号機は遠隔操縦型の巨大パトロール車両。全長20.8mの車体には小型発信機、GPS探査機能、ナビゲーションシステムなど、犯罪者の追跡・捕縛用装備を搭載する。しかしこの巨大さは機動操作という観点から考えると、ほとんど無駄なものではないのか?
 そのような次第で、実際には4門のポリスバルカンや、麻酔ビームなどの攻撃力が優先され、実用向けの用途としては、サイレンビルダーの右腕を構成し、サイレンビルダーの武器関係携帯、操作に用いられてしまう。

以降は、何が出てくるのやら・・・