《ソニックランナーをパワーアップ》
 トミカタウンの警察機構精鋭部隊・ハイパーブルーポリスは、機動パトロール車・ソニックランナーのパワーアップ計画に乗りだした。
 白と青のカラーリングを逆転させ、ポップアップ式であったブーストユニットをルーフ後部に固定式へと変更した。これはブースターの可動機構を廃し、車体内スペースに新たな駆動輪を内蔵するためだ。
 スーパーソニックランナーと名付けられたニューモデルは、これまで移動基地然としていた前モデルに「追跡モード」を付加し、追跡加速時の安定性と速度維持のために、同モード時には6輪駆動へと変形、車体ごとホイルベースを後方に延長することができる。例によってエンジン形式と排気量、出力スペックは秘匿されたままだが、最高速度は420km/hに引き上げられた。
 ソニックランナーに対して、重量は96tから90tに軽量化された。左右のガルウイング・ベイを廃止し、小型車両搭載数を減らしている。また、ノーマルモードでの全長こそ17.8m(旧モデル17.4m)に延長されたが、全幅は7.5m(同8.3m)、全高も5.5m(同6.8m)と、スリム化とローダウンしている。
 新たな装備としては、車体後部のスモークランチャーが追加された。この手の車両にスモークランチャーを装備する理由は理解できないが、暴動鎮圧任務も範疇だとすれば、催涙弾などの発射も可能と思われる。このランチャーは、追跡モードにおいてはリアフェンダーへ移動させることもできるが、気になることは前方、後方とも水平射出体勢を取っていることだ。催涙弾頭などの水平発射には殺傷能力が示唆されるため、物議を醸すのではないか?
 このほか、同時期にモデルチェンジしたハイパーレスキュー1、2号U型の放水銃やフレキシブルラダーを供用でき、それらのアタッチメント用ハードポイントをリアフェンダー上に備えている。