《バトルホッパー》


 
暗黒結社ゴルゴムは5000年に一度、支配者である創世王の蘇りのため、その“贄”となる“世紀王”を誕生させます。最も最近に生み出された世紀王候補の1人が、南光太郎。黒いバッタ型改造人間にされるも、脳改造直前に脱走。このときに奪い取った世紀王専用の乗り物が、バトルホッパーと呼ばれる生体マシンです。普段は光太郎がアジトにしている廃工場で待機しており、光太郎が仮面ライダーBLACKに変身し、バトルホッパーを呼ぶと現場に駆け付ける


 バトルホッパーは、自我を持ったメカ生命体であり自律行動をとることができます。また、故障・破損しても自己修復再生能力を備えています。動力はモトクリスタルによるエネルギー供給。最高時速500kmを誇ります。一見、華奢なボディラインにも思えますが意外に大きな車体で、BLACKのキングストーンエネルギーとモトクリスタルエネルギーが共振するとパワーアップし、コンクリート壁を紙のように突き破ってしまう荒技も見せてくれます。


                  《バトルホッパーの進化》
 バトルホッパーと共に活用されたのがロードセクター。プラズマイオンエンジンは1500馬力を越え、時速960kmをマークするモンスターマシンです。大門洋一博士がゴルゴムに
文明破壊用兵器として開発させられたもので、博士の息子・明からBLACKに託されました。

 バトルホッパーを上回る出力とスピードはオンロードでの追跡や、一撃離脱戦に多用されました。時速800kmを越えると、フロントカウルからテールにかけてアタックシールドが張られ、同時に発生するイオンバリヤーが空気の摩擦や敵の攻撃からライダーとマシンを防御します。水中航行、無人走行も可能。
 一方、バトルホッパーはもう1人の世紀王候補・シャドームーンによって破壊されますが、ゴルゴム壊滅後に現れたクライシス帝国の襲撃で窮地に陥ったBLACKの支援に駆けつけ、自己修復したものの再びクライシスの攻撃で破損してしまいます。BLACKは太陽の力によってキングストーンに変化を促し、BLACK−RXへと進化、この進化に呼応するように、バトルホッパーもまたアクロバッターへと再度の再生進化を遂げます。最高時速750kmでRXのテレパシーをキャッチしどこへでも駆けつけ、RXこと南光太郎と対話する知能を持っています。
 アクロバッターは、クライシス帝国との激戦でパワーアップを続けるRXに追随し、歴代ライダーのマシンで唯一、単一車体で複数モードへの変身が可能。RXがバイオライダーモードに変身すれば「マックジャバー」に、ロボライダーモードに変身すれば「ロボイザー」にそれぞれチェンジします。