《只今 現着!》
 レスキューフォートレスの車両格納庫に、ガンメタルに塗装されたコアストライカーが納車された。車体下部のエアロパーツも、以前のストライカーに使われていたシルバーから、ゴールドに変更され、フロントグラス類もブラウン系の強化ガラスに換装されている。
 「た、隊長っ これどうしたんですかぁ?」
 R1こと轟輝は、先だってコアストライカーの強化改造型、マックスに乗り換えたばかりであっただけに、最近までなじみ深かったストライカーのバリエーションに見入ってしまった。
 「こりゃまたえらく渋めに決めましたね隊長」
 R2、陣雷響助も、しげしげと、色の変わった車体を眺める。
 「マックスを作った折りに、外装パネルが廃棄されるのもどうかと思ってな、ZoneさんとBeatWork’sさんに頼んで、別の32Zに取り付けてもらったのだ」
 石黒鋭二隊長は、このストライカーを隊長専用車として取り扱うことにしたという。
 「考えてもみろ、ZoneオリジナルのフロントリップスポイラーにTBOのサイドステップ。リアバンパーはドッグハウスのFinal Flagをに使っているのだ。捨ててしまうのはもったいない」
 「なんでわざわざ塗り直したんですか?」
 「うむ。なにしろ外装を従前のストライカー以上に強靱な素材でコーティングすることになってな。いっぺん塗装をはがしたのだ。それなら専用に色も変えようということになったのだ」
 「でも・・・隊長のパーソナルカラーは黒じゃないですか。どうして黒にしなかったんですか?」
 「うむ、うむ。ま、まあいろいろあってな」
 石黒隊長はお茶を濁した。

※本編とのつながりはありません、あくまでつくばーどオリジナルの展開です。
 石黒隊長がお茶を濁したエピーソードは、もちろんオリジナルですが、こちら